今回、“29歳の誕生日を迎える女性の一夜”のストーリーを軸にアルバムを作ろうと決まってから
トータルプロデューサーのLiLyと話してたこと。


私たち世代が10代の頃にすがりつくようにして聴いてきたアーティストに、今、30代になろうとしている私たちに曲を書き下ろしてもらいたいって。

だからLiLyとふたりで大好きなアーティストたちの名前を挙げていったんだけど、そのラインナップがあまりにも豪華すぎて、最初は、実現できるのかなぁって不安に思っていたんだけど、こうやってカタチになって本当に感動してるんだ!


この曲を作ってもらったCharaさんはまさにそういったアーティストの一人。

Charaさんの「ミルク」は私達世代にどんぴしゃに刺さった曲だから、
その続編みたいなのをお願いできないかってことをお願いしたんだ。


あと、「ミルク」もお風呂場で口ずさんだものを録りたいって説明したら、すごく興味を持ってくれたの!
もう29歳で10代の頃とは恋愛観もより現実的なものへと変わってる。
でも、10代の頃からの純粋な想いはなにひとつ変わっていなかったりもする。
Charaさんの「ミルク」は私たち世代に響く名曲であり、そんな純粋な想いの象徴のように思えたから。


そして「Misty」は作曲はCharaさんにお願いして、作詞はCharaさんからアドバイスをもらいながら私が書いたんだ。
憧れのCharaさんの曲に自分の歌詞がのるなんて想像してなかったから
すごくワクワクしたよ!

Charaさんに言われた言葉を一個一個思い出しながら作詞したから、
主人公の女の子のキャラクターが自然とCharaさんと混ざってきたの。


それこそ『ミルク』の子猫ちゃんを見立てたような世界で、どこか自分が猫だっていうのが残りつつ描く視点のような感じで書いたんだ。


そして、ジャケット写真はまさにここのシーンを表現した一枚。
お風呂の中でメイクを完全には落とせない女心・・・
早い夜に彼に着信を残してしまった。そのことを後悔しながらも折り返しを待ってる。だから、メイクもまだ落とせない…
電話もないし今日は会えないだろうなって半分以上諦めているからお風呂に入るんだけど、でももしかしたらまだ会えるかもって思っているから完全にはメイクを落とせないっていうシーン。
女の子なら誰でもこういう心境わかるんじゃないかな?


そんな女心をうまく表現できてると思うから聴いてみてね!


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