昨日 地元の温泉の涌く森でイベントがあって
友達を誘って行ってきた。
自閉症の天才イラストレーター 松元伸乃介くんと
そのお母さんの講演会が目当です。
伸乃介くんは動物の絵しか描かないそうです。
かわいいステキな絵本
『おやすみなさい』 と 『みんな一緒』を買いました。
そしたら伸乃介くんに似顔絵を描いてもらえました。
もちろん動物。
伸乃介くんが見えるまま、感じるまま、
動物で描写してくれるのです。
私の友達は赤ちゃん連れだったので
カンガルー。
とっても愛おしく抱っこしてるママをちゃんと感じているんだねぇ~。
さて、私はというと・・・
まず耳から描き始めて・・・犬?
そこから鼻を描いてくと・・・猫?
体をスーッと描くと・・・トラ?
色を塗ると・・・斑点があって・・・チーター?
猛獣系かぁ。
ちなみに伸乃介くんのお母さんはドラゴンです。
そしてできあがったのがコレ!
でもね・・・チーターにしては茶色でよね?
お母さんに「この動物はなんですか?と聞いたら、
【イリオモテヤマネコ】
ここでも沖縄~って感じ。
世界中で八重山諸島の西表島だけに分布するヤマネコ。
特別天然記念物。
単身赴任のお父さんと
このお母さんは夜 スナックで働きながら、
伸乃介くんはお店の隅っこでズッと動物の絵を描いてるそうです。
講演の始まりは
「伸乃介くんには実はお兄ちゃんがいました。
この長男を抜きにして伸乃介くんとの話ができません」という
言葉でした。
実はお兄ちゃんは生まれた瞬間に重度の病気で
すぐに手術をしなければいけない、
そして成功する確立は極めて低い、
手術室に入る前に担当医から
「名前をつけて下さい。出生届を出さないと死亡届けが出せないので」
と言われたそうです。
そんなお兄ちゃんは脳麻痺が残り、ずっと受け入れられず
子育てを拒否する毎日が続いたそうです。
2回目の手術の時、なかなか麻酔がさめず
担当医から危険を知らされて面会した時、
名前を呼ぶと目を開けたそうです。
その瞬間、この子は私を必要としていると強く感じることができて、
それから愛情が溢れてきたそうです。
お兄ちゃんはたった6歳でガンで亡くなったそうです。
その3ヶ月後に伸乃介君が知覚障害者で重度の自閉症と診断されたそうです。
そこでこのお母さんがすばらしいのは
落ち込みはしなかった、私の人生は子ども達から学ぶことと
想ったそうです。
それからはひと時も伸乃介くんから離れることなく
ずっと一緒だそうです。
今年21歳の伸乃介くん。
どうやってもお母さんの方が先に逝くのです。
なのでご両親は蓄えられるだけ頑張って働いていらっしゃいます。
そしてそろそろ伸乃介くんには自立できるようにと考え始めた頃、
絵本の出版の話や個展の話がはいってきているそうです。
人は必ず親がいます。
どんな親でもです。
五体満足に生んでくれて ありがとう。
五体満足で生まれてきてくれて ありがとう。
帰り道 急に父母に逢いたくなって
実家に行きました。
父は庭で転んでひざが血だらけになっていました。
涙がボロボロでて
「気をつけて~」と泣いてしまいました。
普段バタバタしててなかなか
ゆっくり顔を出すことができないでいたので
父母も喜んでくれたみたいです。
これからも時々遊びに行こうと想います。
壮絶な子育ても伸乃介くんが絵を描いて心情を表現してくれるようになって
親子の関係性が大きく変わったみたいです。