長年通って頂いていた御夫婦のお客様、
その奥さまのA子さんが先月
他界されました。
2年前から癌で入退院を繰り返していて
師走半ばにご来店された時には、
口にする食べ物はほんの少し、動くのもやっと、そんな状況の中。。
A子さんは私の所にいきたいとのことで
旦那さんは、それならば少しでも癒されて楽になるなら
叶えてあげたいとの懸命な思いで
ご一緒されて来られたのです。
かなり痩せ細っていらして、施術としては温めて優しくなでるさするといったものでしたが
施術後は手足が温かくなり、活きっとして動け、表情も明るく目に力までみなぎるようでした。
最後に、じゃあA子さんまたねと手を降ったら、ふらりふらり、か細い手をゆらし、
ふり返してくれた。
そのうしろ姿に一抹の寂しさが込み上げ。。
これが最後かもしれない。
ふと直感で感じたのでした。。
私の父は私が高校1年のときに亡くなったのですが、今となっては最後に送迎してもらう日の朝。
ふと父の背中を見たときに
私はいつもは感じないなんとも言えないモヤモヤする寂しさが込み上げました。
その1か月後父は亡くなってしまったのですが、
何かその時と感覚が似ていました。
そのA子さんの後ろ姿をみたときの感覚と。
その１か月後、
彼女は旅立った。
たくさん楽しかったな、
たくさんお話を聞かせてもらって
聞いても頂いたな、
毎回なぜか大笑いするオチになり
あぁ楽しい、おもしゃいね～とお互い
かけがえのない時間だった。。
涙がとめどなく溢れて
悲しく寂しくてどうしようもなく、
ソファーにA子さんが座っているようで
いつものように旦那さんの施術が終わるのを待っているようで、
亡くなっても魂は在って
身体という殻をぬけただけ
でももうその姿でこの世では二度と会えないなんて
悲しいもんは悲しい。。！
泣きじゃくりでした。
そして考える 。
腹の底から、強く想う。
命って…
生きるって…
人はなぜ、何のために生きるの？
命とは…
人の人生って…
魂って…
やっぱり人は
いつどうなるかなんて わからない。
私が死ぬのは20年後、10年後、
いや１年後、もしくは明日かもしれない。
言いたいこと、
ありがとうのきもち、ごめんねの言葉、
伝えておきたいこと、
感じていること、
目の前のご縁のある方とは
素直に伝え合いたい。
対話したい。
だってやっぱりこうやって
いつ大切な人と会えなくなるか
わからないんだ。
A子さんや父にだっていまだに、
もっともっと話がしたかった…！
感謝の気持ちをもっと言いたかった…！
もっとこうして接したらよかった、
ああ言えばよかった、
なんて。
後悔したってもう、彼らはいないんだ。
…じゃ、旅立つまでに、
私はどう在りたいかな。
人生は今の連続で、てことは
今あることの幸せやありがたさに気付いて、
その時その時、良いことも良くないこともそんな風に思う自分もすべて
○=円満に思うことを続けていけたら
満ち足りた人生になる。
せっかく命を頂いて生きているなら
思いきり自由に楽しみやりたいことはやりながら感謝しながら
そんな風に生きたいっておもう。
心の在り方は身体を作り、
身体を調整することによって
心の在り方も本来になる。
身体、思考、意識次第で、
より豊かで満ちた人生を創造することが
できるんだって、
身体を通じて
色んなご縁のある方には知ってもらいたい。今まで以上にそんな風に思います。
私はそのために、
どんなお手伝いができるっていうんだろう。それについてどう関わらせて頂くのか。
自分は生ききれている？
感じきれている？
やりたいことやれてるんだろうか？
躊躇したり後回しにしたりしていない？
自分大切にしてる？
『そわか』の意味、○円満を願うこと
身体はもとより、心も人生も○になる。
意味をもう一度自分に問うのです。
自分大切にしようね
あなたらしく生きようね
A子さんからのメッセージ
A子さん、ありがとう…
いつかの来世でお逢いできたら、
お話したいな。お話の続きをしたいな。
安らかにお眠り下さいませ。。
心よりご冥福をお祈り申しあげます。