占星術家のA先生曰く、金運には意外に白色の石が良いということで、ムーンストーン(月長石)で試作してみたのが上掲のものです。
“月長石”と言えば、私などウィルキー・コリンズのあの名作を思い浮かべますが、あちらの月長石は、実際にはイエローダイアモンドなので、全く別の石です。
ムーンストーンも、ルチルやサンストーンと同じく、数珠の材料には普通用いられませんので、親玉にするTホールがなく、中糸は石と紫檀との間で結んでいます。
ただ、この数珠、身に着けてみますと何だか変な感じがします。
どこがどうと言われると上手く言語化出来ないのですが、何か違和感があるのです。
A先生に相談しましたら、「この石は金運アップの力はかなりありますが、何か得た代わりに代償を支払うというようなニュアンスがあり、普段から身に着けるという感じではなく、一か八かの勝負のような時以外は良くないのではないか」ということでした。
そんなリスキーなものは通常ラインナップに加える訳にはいきませんから、これもまたお蔵入りした試作品の一つです。
石自体の質も透明度が低く、あまり良いものではないみたいです。