実践中のナガラー行法のうち、もっとも新しくレパートリー入りしたのが、“足半”です。
“足半”と書いて“あしなか”と読みます。
文字通り、通常の半分の長さしかない草鞋で、日本ではかなり古くから用いられていたものらしく、江戸時代の飛脚もこの足半を履いて全国を駆け回っていたそうです。
しかし、戦後は急速に姿を消し、最近まですっかり忘れられた履物でした。
近頃は、外反母趾や膝痛など足のトラブルの改善、また、足をホッソリさせる効果もあるとかで、ちょっとしたブームになっているらしいです。
私は、尊敬する刀禅の小用茂夫先生(古くから現代の達人としてその筋では畏怖されている方で、形意拳と新陰流の達人)が推奨されているということで、試に購入してみたのですが、かなりの効果を感じています。
足がほっそりしてきた感じは残念ながらしませんが、ナガラーの丹田錬成アイテムとして、なかなかのものだと感じました。
履いているだけで下腹部に充実感が出てきますし、脱いだ直後は、体がすごく安定している感じがしますね。
コツは、踵を地面に着けた正しい履き方をすることくらいですが、素足で履くより、ユビックスと併用したほうが手応え(足応え?)が良いように思います。
今は、歯磨きの際、室内履きしている程度なのですが、足袋を履いて外で試してみたい気もしています。
ネット上では、色々な種類が販売されていますが、私は岐阜の方がお作りになっている布製のものを使用しています。
何せ超安価な上、現在は室内専用なので、布製というのはちょうど良いのです。
ヤフーショッピングで買えますが、同じ方がヤフオクにも出しておられるので、或いはオークションのほうが買いやすいかもしれません。
小用先生の刀禅使用のものもあるらしく、まだ入手していませんが、こちらも近日中に試してみたいと思っています。