『密教呪術完全公開』中岡俊哉監修 | 開運数珠ネックレスのそわかのブログ

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私が初めて“密教”というものに興味を持ったのは、小学校五年生の時、近くのダイエーに入っていた本屋さんで偶然手に取った『密教呪術完全公開』中岡俊哉監修(小学館/1990年刊)がきっかけでした。

 

今から思えば、粗悪な紙質の子供騙しの本でしたが、シリーズ名の「失われた輪 - ミッシング・リンク」、サブタイトルの「きみにもある超能力」、表紙を飾る山伏にしてはえらくケバくてドギツいメイクのお姉さんと、どれも強烈なインパクトをもって迫ってきたことをよく覚えています。

 

各種の印と真言が解説の中心ですが、九字の切り方や護符の作り方など割に丁寧に解説されていて、もう四半世紀も前に読んだ本なのに、今回の書籍紹介の為に思い出そうとすると今でも九字の印や光明真言など完璧に思い出せるのは、やはり子供の記憶力の成せる業でしょうか。

 

中でも一番よく使ったのは、摩利支天の真言と印です。

 

当時、歯医者が大嫌いで(今はむしろ好きな方で、三か月に一度の定期検診も欠かしません)、学校の検診で、どうしても前歯に空いた大きな穴を見つけられたくなかった私は、この密教呪術で、発見を免れたこともありました。

 

よく考えれば、虫歯が治る訳ではないので、有害無益な使い方でしたが・・・。

 

ともあれ、この本で開眼したと言って良い不可思議玄妙なる世界への好奇心は、以降果てしなく広がって行きます。

 

今回ふと思い立って、Wikipediaで中岡さんの著作一覧を見てみましたら、結構読んだ本があることに気付かされました。

 

NONブックの『テレパシー入門』『密教念力入門』『神通力の秘密』、二見書房の『狐狗狸さんの秘密』『チベット「第三の眼」の謎』など、今ではどれも手元にありませんし、『密教呪術完全公開』とは打って変わって内容も殆ど覚えていません。

 

中岡さんが2001年に胃癌で逝去されていたということを、今日初めて知りました。

 

今更ではありますが、ご冥福をお祈りしたいと思います。