CML(病気)3

過去に僕の持病に関して書いていたんですが、すでに4年も空いたのでUpdateしておきます。

同じ病気の人はそれなりに居るとのことなので、もし苦しんでいる人が居れば僕の今の状態について共有しておきたいと思います。

 『CML(病気)』なかなか普段は聞かないこの病名。でも日本語にすれば「慢性骨髄性白血病」の事。これが我が持病。人に言うとかなり驚かれる病名ではあるが、それは無理もない。概ね「急…リンクameblo.jp


CML、慢性骨髄性白血病。

言うと未だに周りから驚かれるこの病名ですが、僕にとっては初診から10年近くになりベテランの領域まで何とか生きて辿りつけました。過去にも書きましたが、昔は5年生存率が、、、なんて言う怖い病気で、慢性期はまだ良いんですが急性転化すると急性骨髄性白血病と何ら変わりません。その場合、骨髄移植や臍帯血輸血(増幹細胞移植だっけか?)が第一選択です。

でも、分子標的薬なんて言うスバラシイ薬が発明され(僕の大学時代、隣の研究室でDDS:Drug Delivery Systemなんてのを研究してましたよ)、そのお陰で「生きることが出来る病気」になりました。

 

グリベック。これがその第一世代の分子標的薬ですが、僕は未だにこの薬で抑える事が出来ています。

人によっては副作用が、とか、、、効きが悪いとかで、より強めの第二世代、第三世代、、、の薬へ移行された方もいる、と言うのは主治医の話です。まぁ僕も当初、半年後くらいまでは思ったよりも病気の源の遺伝子数が下がらず第二世代も視野に入れていてください、と言われていました。

 

ただ、、、です。その後、幸か不幸か会社の人事異動で製造部隊から顧客対応部隊へ転属となったため、毎日PM10:30退社、土日も電話がかかってくる、朝はAM7:40過ぎ出社、一寸先は製造トラブル、なんて環境からは解放(LSIで、ですよ!、クソったれなモノづくり方法、部署だったのですけど、その時の部長がまだ部長で残っている、って言うこれまた大不幸な会社)、、、そこから順調に異常遺伝子数が下がって行ったのは記憶に新しい・・・。

ええ、すべてはストレスなんですよ。病気の大元って。そう言うことを何も考えずに、部下に「仕事をさせている」そこのあなた、部課長、社長、役員失格です、とだけ言っておきましょう。そもそも上に立つなんて考え方を改めた方が良い。仕事をやらせる、なんて考え方をやめた方が良い。させる、やらせるなんて言い方は、部下を仲間ではなくコストやリソース(要は駒♟️、歯車)としか見て無い証拠です。

 

話をもとに戻します。

で、今の僕の状態は、前回2020年の投稿から何ら変わらず安定したままです。分子遺伝学的完全緩解。

3か月ごとに通院していますが、薬を飲むRiskも言われていて、欠陥年齢を上げる、腎機能が etc etc etcの検査もしてますが、何れも問題無し。唯一、やっぱり薬を飲み始めて以降、浮腫み易くなったのと中性脂肪値が高値推移したまま、ってくらいかな。

仕事も2019年以降で大きなProjectを任せて貰ったり、大変だけど達成感を味わえたし(まぁ、その製造部長の下では経験できない大きなものでしたからね)。今は今で大変だし、給料は他のLSI企業と比べても安いけど、今の社長を支えたい想いもある。

まぁ充実して毎日生きてるなぁ、って思います。

次回の通院からは、グリベックの量も減らしてみよう、、、なので、治った!!!なんてここでお伝え出来る日が来るかもしれない。

CMLで頑張っている方々、まだまだ未来はあるはずですよ!

image