サドルの滑り止めシート

ロードしかりシクロしかりランニングしかり、、、苦痛のためにスポーツをしている人って少ないのではないでしょうか。苦痛や苦労の先に楽がある・・・

とは言え、仕事のそれと同じように「仕事の報酬は仕事」な感じでFTPが3.5倍から4倍に上がっても、それはそれなりに苦労するもので、「楽」になれるのは「競技」を意識しない必要があります。

 

ランニングでは反発に優れたミッドソールを備えたシューズを使うと結構楽になったりしますし、ロードバイクではBig Pullyの導入だったり一つ大き目のギアのスプロケットにしたり・・・。

では「楽」にペダルにパワーを乗せることのできるツールがあったら試してみたいと思いませんか?ええ、ワタクシ、ガッチリ体系のため坂を上るたびにずっとこの事を考えてきました。

その答えの一つとしてのOTION、、、サドルの滑り止めシールがあります。

これは表面の細かい起毛が滑り止めの役割になっていて、ペダリングの際にジャージ表面とサドル表面の滑りを止め、座面をガッチリと固定、パワーロスを最小化させるというものです。以前2020年あたりこのBlog内でも記載しましたが、パワーの乗せやすさにはそれなりの効果もあり、一方でジャージに擦れ痕が出来る、シール自体が剥がれ易いなどのデメリットもあります。そして、これに2000円以上かけますか?って話です。

結局僕の乗り方だとポジションを前、後ろと変えるので、剥がれ易くコスト高となるので2020年以降使っていませんでした。年5回も買い替える、貼りかえると10000円を超えます。まぁ、、、一応Linkは載せておきますが、、、あまりおススメしません。

ただ、こう言うツールは、上記の通りペダルへのパワーの乗せやすさを間違いなく感じられるので、安く同じ効果が得られるものはないか、と探しまわっていたところ、こんなものが・・・

衣類ハンガーの肩に貼る滑り止めシールです。

結局サドルで使う事を考えると上記のOTIONと同じです。しかしながらカタチが丸いため、サドル上を前後に動いても剝がれにくい。

さらに、、、めちゃくちゃ安い。。。8枚入りを4つ買いましたよ。。。

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で、どうやって使っているかというと、まだトライアルの域ですが、FELT AR1ではこんな感じ(サドルは今はもうないアスチュートで、上記のOTIONの時と同じ):

年末少々乗ったのと、伊勢Ride後のTotalで200Kmくらい後の状態です。先端部は流石に伊勢の復路で剥がれたので、この状態へ貼りなおして再トライアル中。それなりに滑り止め部分が減っていきますが、この状態でも全く効果はあります。

OTIONで200Kmとか300Km走るとすでにサドルの前の方から剥がれてきますからね。それから比べると接着は全く問題なし。優秀。

こちらはTarmac。サドルはみんな大好き(?)パワーサドルですが、Zwiftのみで100Kmくらい後の状態。先端部に貼る箇所が無いのでこの部分のみですが、なかなかの効果ですね。意外と先端部分は不要かもしれない。さらに、汗でべたべたなお尻のハズで、それに対しての耐久性もありそう。

あと、衣類向けってこともあるためか、ジャージのお尻部分への擦れ、ダメージはOTIONに比べて少ないと感じます。

もう少し長期で使って効果を見ていきますが、直近1か月くらいでのインプレッションとしてはOTIONと性能は同等でコスパが良い。これを出しているメーカーさんに「自転車サドル用って言ってみませんか?」とアドバイスしたいくらい。

シンコハンガーさん、如何ですか?

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辻善光さんも言われていますが、ロードバイクって専門家じゃなくても色々と弄れる乗り物で、基本は苦痛ではなく楽に長距離乗れる様に設計されている筈なんですね。得に最近のロードバイクは軽いし。なので、色々と研究、弄ってみましょう、って言いたい。僕もサドルやハンドルの高さ、ポジションで何とか楽にしよう、って年がら年中思ってますし(最近は概ねココ、ってのが決まりましたけど)。

ロードを乗るのがシンドイと思っている方、恐らくまだまだ伸びしろ(変更しろ)がありますよ。三重県で伊勢より北にお住まいの方でお困りの方には伝授しに行こうかな(プロではなく、それほどガチではないけど)、なんて思ってますよ~。