音楽の良さが理解できない子どもだった

 

どういう事かって・・・

 

3つ上の兄が小学高学年辺りからだろうか

 

音楽を聴き始めた

 

特に好きだったBz’を始め

 

BOOWY等その他その時流行ったもの

 

兄弟相部屋ですから当然受けるのは兄の影響な訳であって

 

それはゲームや漫画だけじゃなかった

 

確かにBz’の曲は良かった

 

でも周囲が、そして兄弟がハマるほど音楽の良さなんて感じなかった

 

好きなアーティストなんてとくに無かった

 

高校時代の兄がロックやパンクに目覚めたのは

 

その5~6年後ぐらいだろ~か

 

ある日自宅に帰ってきた兄が

 

今まで集めたCDを全て捨て

 

友人の家で聞いたパンクロックに衝撃を受け

 

色々と聞き始めたんだが

 

当然相部屋だったので等しく聞かされる訳よ

 

横道坊主  MODS  ARB  スタークラブ  ライダーズ

 

正直この辺は中々刺さったね

 

(この辺の話しはまたの機会にしたい)

 

俺は中2ぐらいだったろうか?

 

でも同級生でそんなの聞いてる奴は0だったから

 

音楽の話しはやっぱり周囲と合わなかった

 

てか、しなかった。

 

16歳 高校1年の時に

 

THE BLUE HEARTS の1stアルバムを

 

 

聞いて音楽への概念が変わった

 

アルバムラストに収録されているリンダリンダって曲は

 

まぁ知っている程度だったのだが

 

「未来は僕らの手の中」 で始まり

 

「終わらない歌」 と続く・・・

 

何だろう

 

当時の自分の中での勝手な解釈だが

 

音楽って世界が凄く変わったし

 

人生観に変化を受ける程だった

 

例えば、今までは一つの向きしか向かされていない感じで

 

それは社会や大人が「向けよ!」って言った方向でしかなくって

 

皆そっちを向いてるし、そっちに進む以外の道は無い

 

そんな風に洗脳されてきた

 

それが初めて「違う向きもあるけどね」って感じに聞こえた

 

 

 

流石にラジオから流れる80年代ロックで

 

床に這いつくばり、涙を流しながら畳を搔きむしるような事は無かったが

 

瞳孔が開き胸が熱くなる感覚があったのを覚えている・・・

 

 

 

自分の心で燻っている、一般的には常識とさせる

 

物事に対する「違和感」・・・・その答え

 

これまで16年、生きてきて

 

「君は君であっても別にいいんじゃない」って初めて

 

言われたような気がした。

 

 

 

 

まぁ私はブルーハーツが一番心に刺さったね。

 

最近音楽なんてそうそう買わないけど

 

クロマニヨンズのアルバムだけは必ず買ってる

 

「生き方を選ぶ時はBGM♪」 ザ・ハイロウズ