自殺の詩(よしただくろう) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
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自殺の詩

(歌:よしただくろう / 作詞:吉田拓郎 / 作曲:吉田拓郎)

 

今日は、よしだたくろうが歌う「自殺の詩」を聴いています。

「自殺の詩」は名盤『人間なんて』に収録されている佳曲です。

高校生の時に、校内の売店で男子が持つには可愛すぎるノートが売られていて、ウケ狙いもあってそのかわいいノートを購入したのですが、学科用にするにはさすがに抵抗があり、当時好んで聞いていたフォークソングの歌詞を写していくことにしました。吉田拓郎やかぐや姫、泉谷しげるに海援隊、授業中にこそこそと書いていました。そのうち、親しい友人に回して友達が好きな歌を書いてもらうようになりました。そしたら隣に座っていた山本さん(女子)が「私にも書かせてよ」、とさっと持っていき、サラサラと書いたのが「自殺の詩」でした。彼女も吉田拓郎のファンだったんですね。

 

吉田拓郎ファンの僕の中で、「自殺の詩」はその他大勢的な感じの歌だったのですが、山本さんのちょっと右上がりながらも丸っこい字で書かれた「自殺の詩」が新鮮で、その他大勢から抜け出して、ちょっと特別な歌になりました。

残念ながら山本さんとはそれ以上の発展はなく、二人で親しくお話しするようなこともありませんでした。要は「トナリの席の女の子が拓郎の詩をノートに書いた。」というだけで終わりです。それでも、40年以上経っても覚えているんですよねぇ。「自殺の詩」を書く女子高生、ってインパクトありますよ(^^;

 

先日高校の同窓会があり参加してきました。同学年の出席者は20人足らずだったのですが、同じクラスだった女子がいて、当時の話しを少しさせてもらいました。その中で、山本さんがずいぶん前に亡くなっていたことを教えられ、驚いたのでした。

今聴いている「自殺の詩」、山本さんにも聞えているといいなぁ。