めまい(小椋佳) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

めまい

(歌:小椋佳 / 作詞: 小椋佳/ 作曲:小椋佳)

 

今日は、小椋佳が歌う「めまい」を聴いています。

「めまい」を覚えています。流行した記憶があります。A面の「めまい」に対してB面が「シクラメンのかほり」だったことを確認し、布施明が歌って大ヒットした「シクラメンのかほり」を端緒とした小椋佳ブームを思い出しました。

 

布施明の「シクラメンのかほり」は1975年4月10日発売、第17回日本レコード大賞・大賞を獲得するなど、ご存知の通りの大ヒット曲です。そして同じ1975年10月には、中村雅俊主演のテレビドラマ『俺たちの旅』が始まっています。大人気となった『俺たちの旅』のオープニング曲はドラマと同名「俺たちの旅」で中村雅俊が歌っていました。エンディングテーマは「ただお前がいい」で、両曲とも小椋佳の作品です。1975年は小椋佳という作家が世の中で脚光を浴び、広く認知された年でした。提供曲が軒並みヒットした後に、シンガーソングライターである自身の作品「めまい」(1975年11月発売)のヒットにつながっという記憶です。あっているかな…。

 

当時、「めまい」が流行っていることを知りつつも、熱心にはきいていませんでした。『東大卒』の小椋佳のクールというか落ち着いた雰囲気が優等生的で、その圧がどうも苦手でした(^^;

流石に還暦を過ぎて聴き直すと、優等生的な圧も何とか受け流すことができて、歌の味をちゃんと受け止めることが出来るようになっていました。普通にいい歌じゃないかと。歌にはいろいろな表情があって、そのいろいろな表情を楽しむことが魅力の一つですが、聴く方にも色々気分があって、歌と自分の気分が合うと、今までと全く違った歌として楽しめることができステキです。

一度張ったレッテルにとらわれず、真摯に向き合うことは、歌だけではなく何に対しても大切なことですね。