水無川
(歌:かまやつひろし / 作詞:松本隆 / 作曲:吉田拓郎)
今日は、かまやつひろしが歌う「水無川」を聴いています。
かまやつひろしは、吉田拓郎が作った「我が良き友よ」という大ヒット曲を持っていて、味をしめてさらにもう一曲ということで「水無川」を歌ったのですが、期待したほどには売れなかった歌、というのが「水無川」だと思っています。失礼ですね(^^;
失礼なことを書いてしまいましたが、それは売れたか売れなかったかという、経済的な物差しでの話で、歌としてどうなのか、音楽を物差しとして見てどうかと言えば、いやいや「水無川」も「我が良き友よ」に負けていない歌だとと思っています(なんてったって拓郎ファンですから^^)。
何がいいかと言うと、かまやつひろしのニヤけたボーカルがいいです。かまやつひろしの歌声は、ニヤけていて、そこにいい味が出ているんですね~。松本隆の詞は切ないのてすが、かまやつひろしが歌うことで、切ないだけでなくそこに温かみが出ています。すばらしい~。そこに拓郎の楽曲、ぶっきらぽうなメロディに、これまたかまやつひろし独特の温かみが加わり、冬の歌なのにほっこりさせてくれる仕上がりになっています。
『3人ひろし』、『グループ・サウンズ』とその時々で存在感を示してきたかまやつひろしが、フォークでもちゃんとその味で存在感を示しています。すごいですね~。
ちなみに、「水無川」は作曲者・吉田拓郎も歌っています。かまやつひろしとは違ったちょっとコワイ味わいがありますので、是非聴き比べてみてください(^^