ミスコンテスト(井上陽水) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

ミスコンテスト

(歌:井上陽水 / 作詞:井上陽水 / 作曲:井上陽水)

 

今日は、井上陽水が歌う「ミスコンテスト」を聴いています。

「ミスコンテスト」は好きな歌です。陽水の歌はだいたい好きなので、わざわざ言うことは無いのですが、好きな歌です(^^

 

タイトル通り『ミスコンテスト』の歌です。歌の「ミスコンテスト」で僕の記憶に残っているのは、その歌詞で、華やかなステージの裏で、何も決めていない掃除婦が働くという対比の部分です。華やかなミスコンと、裏で働く掃除婦の描写が、何とも陽水らしいシニカルさで心をざわつかせてくれます。

 

ブログを書くにあたり、改めて歌詞を確認したのですが、当たり前すぎる言葉が並べられているだけで驚いてしまいました。特に1番2番の歌詞は、テレビ好きの陽水がミスコンテストのテレビ中継を見ながら、見たままを描写したという感じです。心を打つ言葉はありません…。3番になって、前述の掃除婦の歌詞が出てくるのですが、僕の記憶では、2番辺りで掃除婦が出てきて、3番でその対比を鮮やかにしていたというものなのですが、掃除婦のくだりはほぼ前述の通りで、掘り下げた描写はありませんでした。久しぶりに聴いた僕には、あっさりしすぎていて肩透かしをくらったような感じです。

 

考えるに、当たり前の景色を淡々と1番2番で叙述し、3番で掃除婦を出す。ただ出すだけて心をざわつかせ、心がざわついた僕は勝手に詞の世界を自分の想像で膨らませていたのではないかと。1番2番の歌詞がこってりしていたら、聴いている僕は想像力を働かせることなく、こってりを消化させるだけで精一杯だったのではないでしょうか。ここら辺りが陽水の深さですね~。…ホントかな(^^;

信じる信じないはあなた次第、まずは「ミスコンテスト」を聴いてみてください(^^