小学校3年生頃、勉強も大嫌いで、
遊ぶことしか考えていなかった。
ある時、
同居していた祖父が紙に字を書きながら
あることを4つ教えてくれた。
●人は心で生き、心を持ってこの世を去る。
善い心は人を導き、悪い心は何も残らない。
善いことを導き、
正しいことを修める人財になりなさい。
●人の器の大きさは握手で感じ、
相手の目を見てその人の性分や本質を
見抜きなさい。
●お前が生きる時代は、
様々な働き方や真っ当な稼ぎ方がある。
お金の流れを握手し、
死に金ではなく生き金を使いなさい。
●どんな人に対しても同じ態度、
同じ口調で接しなさい。
人によって態度や口調を変える人には
振り回されないよう注意しなさい。
当時は上記4つの教えに対して
関心もなく、
気に止めることもなく、
何を伝えたのかさえ理解できなかった。
最後に真顔で
「ある年齢に達した時、気づくはず」と
言われたことを鮮明に覚えている。
今の年齢になって少しは理解できた
ような気がする。