相続税の税務調査では色々なことがヒアリングされたり、チェックされたりします。

そこで今回から何度かに分け、そのポイントになることを解説していきます。

今回はゴルフに関することです。

・税務調査官が被相続人の自宅に入った際、玄関にゴルフバッグが置いてあった

・被相続人の書斎に入った際、コンペの優勝トロフィーが置いてあった

・相続人に「ご趣味は何だったのですか?」、「ゴルフはされなかったのですか?」と質問した場合、相続人が「ゴルフをしていた」と回答した

こういう状況の場合、税務調査官は何を考えているのでしょうか?

それは「ゴルフ会員権が相続税の申告書に載っているか?」ということです。

もちろん、会員権を持っていない方もいらっしゃいますが、持っているのに申告書に載っていないケースもあります。

1つは載っていますが、もう1つの会員権が載っていないこともあり得ます。

相続税の税務調査は「財産評価の方法が適正か?」、「特例の適用となる要件を満たしているか?」という側面もありますが、最も大きなポイントは「載せてあるべき財産が申告書から漏れていないか?」という調査です。

だから、こういうことをチェックし、こういう質問をするのです。

覚えておいてくださいね。