「死んだ人が生き返った」本当にある話…? | 相続人に必要な「遺産相続の手続き」を解説|かながわ総合法務事務所

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司法書士・行政書士の山口です。

 

「死んだ人が生き返った」

こんな話1度は聞いたことがありますよね?

 

「火葬中に生き返った」

こんな話を聞くと、本当にそんなことあるのか…と怖いですよね。。

 

なにをもって「死んだ」というかです。

「心肺停止」「死亡」この違いは分かりますか?

両者の違いは、蘇生可能性があるか?ないか?です。

 

(心肺停止)

心臓が止まり、呼吸もない状態のこと。

蘇生の可能性がある状態。

医療現場では、CPAと言われるそうです。

 

(死亡)

心臓、肺、脳のすべてが機能停止となった状態のこと。

蘇生の可能性がない状態。

 

・心停止・呼吸停止

・脈拍停止

・瞳孔散大

・脳機能停止

こうした状況を元に、蘇生不能と判断されれば死亡宣告がされます。

死亡の宣告は、日本では医師のみができます。

それでも、万一の蘇生に備え、24時間以内は火葬も禁止されます。

 

 

さて本題の整理。

「死んだ人が生き返る」ことはあるのか?

例えば、心臓が止まって心臓マッサージで復活。

これは、心肺停止からの蘇生で「死んだ人が生き返った」わけではないのです。

 

日本では「死亡とみなされた人が生き返った」というのは、最近は聞きません。

 

しかし、2000年11月に大阪で、死亡診断後に復活した例はあるよう。。

 

「心停止して瞳孔が拡大しても、数分間は蘇生の可能性がある。

蘇生措置をしてから多少時間をおいて、心臓が動き出すこともありうる」

とのこと。

日本で「火葬や埋葬は死後24時間経ってから」とされているのは、これが理由です。

 

一方、海外では「死んだ人が生き返った」こんなニュースを見る機会も。

これは、実際のところ「死んでいなかった」というのが正しいでしょう( ;∀;)

 

先進国に比べれば、後進国は医療が雑な部分もある。

安易な死亡宣告がなされたものの、「実際は死亡していなかった」ケースもあるよう。

 

海外では、2022年や2023年など直近のケースもあります…。

 

 

 

「死んだ人が生き返った」

世の中や人間には時として、不思議な現象も生じる。

でも、この現象が頻繁に起こることはない。

我々の知らないところであったとしても、99.99%はないのでは…?

 

「本当は死んでなかった」

・心肺停止にすぎない

・死亡宣告ミス

これが事実かもしれません。

 

 

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