司法書士・行政書士の山口です。
相続の手続きを依頼する場合。
できれば1か所に任せて、全て手配してもらえると楽ですよね。
いわゆる「相続手続きの丸ごと代行」。
これがどこに依頼できるか？です。
大きく分けて3つ。
・相続手続きを仕事にしている士業
・銀行
・その他（士業でも銀行でもない）
といったところに分かれるかと。
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士業
相続手続きの代行業務で1番盛んなのは司法書士。
うちの事務所でも11、12年前ぐらいから、行っています。
当初は目新しい業務で風当たりもあった。
しかし、世間の認知度、銀行や証券会社の理解も今は進んでいます。
次は行政書士。
こちらは最近正式に認められたので、これから増えてくるでしょう。
最後に税理士。
元々、東京の税理士事務所さんがこの丸投げ手続きを古くからやっていました。
それをみんなが真似した形だと思います。
だから、税理士が丸投げの元祖と言えば元祖です。
ただ、相続税に特化している税理士事務所は少ない。
だから、一部の税理士事務所が行っているというイメージです。
ただ、100事務所あっても10ぐらいだとは思います。
ちなみに、弁護士事務所でも「丸ごと代行」を行っているところはあります。
しかし、税理士同様、専門と打ち出しているところは少ないかなと…。
「頼まれたらやります」的なところはあるでしょうけどね。。
銀行
銀行も、昔から相続手続きの全代行を行っていますね。
三菱とか三井とかの冠があるから安心できる…というニーズですね。
しかし、費用は高い…のが実情。
実際、手続きは士業に丸投げ。
であれば、最初からどこかの士業に頼んだ方が安く済みます。
その他
一般の会社。銀行でも士業でもないケースです。
相続アドバイザーや、相続診断士などの資格を売りに行っています。
しかし、これらは国家資格ではない民間資格。
国家資格と比べるとはるかに簡単なものです。
こうしたところでも丸投げサービスは行っていますが、やはり銀行と一緒。
その資格では、相続手続きはできない（法律で認められていない）ので、国家資格の士業に丸投げです。
銀行と同様ですが、中間マージンは高くなります。
士業の丸投げに依頼したほうが、安いケースが多いです。
あと、有名どころでいうと相続手続き支援センターとか。
これは、全国の士業事務所や一般の会社が「相続手続き支援センター」の看板（暖簾）を借りて営業しているもの。
支援センターの入会に100万円、1ヶ月会費3万円かかります。
よくＨＰに「1万件以上の実績」とか書いてありますが、それは「支援センター全体で」。
その会社や事務所自体が1万件解決しているわけではありません。
長くやってるところや繁盛店だと、単独で1万もあるかもしれませんね…。
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