こんにちは。

花(はな)です。




ローマ2日目の夕方です。

昨日と今日は、
ローマの街の何とも言えない
私にとって苦手な雰囲気にのみ込まれないように。
勇気を振り絞って外に出て、
ローマという土地の歴史など。

少しでもローマを知ろうと
沢山歩いてきました。





古代の人の愛とか憎しみとか
色んな感情を込めて作られた遺跡は
その場に行くと色々感じます。








今も昔も変わらないのは
人間の感情がすべてだなぁと
つくづく感じます。




生活スタイルや環境は
どんどん変わっていくけど
結局歴史って。
人間の感情が生み出してきた
ただの出来事だなと思うんです。


歴史を動かすものは、
やっぱり人間の感情。

例えば、人はどんなに偉業を成したとしても
例えば、あまりに短い人生だったとしても
例えば、とても残虐な罪を犯したとしても
その事には
全く意味が無いのかもしれない。




人は何を感じて生きるか。
ただそこ一点なんだ、
ってそうとしか思えてこない
そんなローマの滞在です。




何でこんなに
感情の事ばかり考えてるのか
自分でもわからないんです。

ローマに来てから
自分の感情と
『人間』の感情のことぼかり。
そればかり考えさせられてて
敏感になってます。




場所から受け取る感情が苦しい。
昔の人の物なのか、現代の人の物なのか
わからないけど
とにかく悲しくて泣けてくる。


今も昔も変わらない
恋愛の情熱とか、
愛するが故にの憎しみとか嫉妬とか、
親子の深い深い愛情や
子を持つ喜び、子を失う壮絶な悲しみ。







色んな場所で
泣けて泣けて。
恥ずかしいくらい
泣きながら観光してました。









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これ何て言うんでしたっけ?
旅行してたら起きる寂しくなっちゃうやつ。
マリッジブルーじゃなくて…。

思い出せないし
ぐぐってしまいました。
ホームシックですね。






そう、たぶんホームシック。
そろそろそーなる頃ですね。






ローマのいたる場所にある
カトリックの歴史の中の
『愛』とか
『子供』とか
『許し』とかの

色んなテーマで
自分の大切にしてる物への思いが
込み上げてくる。
そんなんだから
泣けるのかな。







今日はローマの有名な
バチカン市国の
バチカン博物館を見てきました。




イエスの死を悲しんで体を抱きしめるマリア。
ミケランジェロの作品に泣けて泣けて。








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本当にあった話とは思えない
2歳以下の子供は皆大虐殺の歴史。
それを美しい絹で縫って
タペストリーとして作品として残してあるのとか。





息子と離れてるから余計なのかな。



『子を失う恐ろしさ』
をずっと感じさせられながら
芸術作品を見る。
すごくミスマッチな違和感の中にいる自分。
そんな気持ちでした。




バチカンは
世界中のカトリックの総本山という事で、
年間通して本当に沢山の人で溢れかえっている場所です。

夏のオンシーズンには1日3万人もの人が
訪れ、ひどい時にはその倍以上の六万人もの
人で溢れかえるそうです。




カトリックの信者の方だけじゃなく
私のような観光で訪れる人も本当に多く、
今日はこれでも少ない方だと
おっしゃってましたが
それでもチケットを購入する列には
世界各国の人が沢山並んでいました。





美術館から礼拝堂、大聖堂。
とても全部見て回るには
時間がいくらあっても足りないほど
内容も濃いし、とても広くて。








私は、バチカンを『観光』しに来ました。

美術的な観光をしに来たんです。
でも、来てみたら
観光そっちのけで
自分の感情に忙しい。
という感じのまま終わりました。




今の正直な気持ちは
もうローマ。
来たくない。





『悲しい』と『怖い』が
襲ってくんです。






この悲しいと怖いを
私の一部だと受け入れることが出来たら
もしかしたら
またローマに来るのかな。
そんな風に思うのでした。

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