『蒼翼の獅子』が生まれたとき
こんにちは。学生プロモーションメンバーの清水です。
最近は急に寒くなったり秋晴れになったり。乙女心と秋の空には、一生翻弄
されそうですね。
さて本題ですが、10月4日に本のタイトル草案者の山中さんにインタビュー
する機会があり、『蒼翼の獅子たち』を思いついた経緯などを聞くことがで
きました。
小説のタイトルを生み出してしまうなんて相当の文学少女だろうと、我ら二
人は身構えて取材に臨みましたが、話してみれば親近感のある等身大の専大生
でした。
謙虚で控えめな女の子という印象ですが、放つ言葉のところどころに普通の人
にはない力強さと自信のようなものを感じました。その源となっているのは大
学生活の中心である板坂ゼミで、今回タイトル応募のきっかけもゼミだったよ
うです。
『蒼翼の獅子たち』が思い浮かんだエピソードも印象的でした。
山中さんは学校が終わると、9号館の出入口にある大学のマスコット「センデ
ィ」に握手してから帰ることがあるそうです。「センディ」は昼のテレビで小
堺さんがやっている「ごきげんよう」のライオンちゃんに羽が生えたようなも
のなのですが、そこから「翼」と「獅子」という言葉を得て、スクールカラー
の緑から「蒼」を思いつき、『蒼翼の獅子』が生まれたのです。創立者が4人
なので志茂田先生が『たち』を付けてくださいました。
志茂田先生は「蒼」という字に「無限の可能性を感じた」「4人の創立者が蒼
翼を羽ばたかせて、大海原を渡る姿が見えた」とタイトルの決め手を述べてお
られます。
大学のマスコットやスクールカラーから新しい言葉を生み出すなんて、日本語
の奥深さと山中さんの想像力に感心しきりでした。ちなみに山中さんは日本語
日本文学科・・・やっぱり日本語って難しいなぁと感じつつ、僕も山中さんに
あやかって、「センディ」に握手してから帰ることにしてみます。
文責:ヒロシ
