『なりたい自分になる!!』
■『ヨガ』&『筋トレ』&『コンディショニングトレーニング』インストラクター
■FTMトランスジェンダー(性別違和、LGBTの「T」)
■新宿・渋谷、出張も
■姿勢改善、腰痛・肩こり改善、女性&男性らしい体づくり、メンタルケア、食事アドバイス あなたに合わせてレッスン。
古町奏
人生の大きな苦悩を、どう受け入れるか。
人生って、時になかなか過酷です。
僕はたまたまその「過酷さ」を感じる時期が早かった。
それは僕がトランスジェンダーだったから。
そして、それだけでなく、
幼少期から、
少食(おっぱいを飲むのが遅く、食道が細いためだと、医者に言われたそうです)。
偏食だった(そのため繊維質のものが飲み込めず、肉や青菜、えのきなどは特に苦手、ずっと噛んですぐに満腹に。大人になった今でも、ステーキは苦手です)。
やせ細っていて、猫背(肩こり)で、ひどい鼻炎(ハウスダストなので、1年中呼吸ができず、イライラ)
重なって、体が弱く、体力がなく、不快感をよく感じていました。
癇癪もちで、
家族からうざがられ、とくに父親とは中学頃からほとんど口をきかず。
明るくて元気な姉と対照的に、おまえは面倒だ、と孤立。
そのため、自己肯定感が持ちにくかった。
それに、トランスジェンダーとしてのストレスが重なります。
髪型や服装は、本当にしたいようにはできない。親に止められ、苦笑い。
体力がないので、強くなりたいと思って、筋トレしてもすぐにへばる。
バスケットコートを端から走り抜けるだけで、手がしびれて、目の前が暗くなるような貧血具合。
大好きだったバスケは中3年の夏、退部。
諦めだらけの人生でした。
感情を、理屈で押し殺す。
みんな人生は思い通りにならないものだ。
仮に誰かが、「月が欲しい」って言ったって、だれも手に入らない。そんなもんだ。
そう自分に言い聞かせていました。
ほんとうに、よく、悩んでいました。
10代~20代、少なくとも20年間、悩んでばかりでした。
睡眠障害、強烈な不安に襲われる、過呼吸、片頭痛、あがり症、記憶力低下、感情の爆発、右耳の突発性難聴(いまだ聞こえず)、
などなど、手に負えない自分にあきあき。
もう死にたい、早く死にたい、何度思ったか分かりません。
そんな僕が、
どうやって、自分の人生を受け入れることができたのか。
ここ、知りたいでしょ!?
ですよね。
今日は、『文京SOGIにじいろ講座』
文京区民・在学・在勤の方向けの講座で、お話しさせていただきました。
初めての試み、
ストレッチとLGBTの話です!
身体だけでなく、心をほぐすストレッチの紹介をしてきました。
身体(姿勢・呼吸)が心の状態とリンクしていること、
こころの状態を整えるには、姿勢や呼吸を整えるということ、
背骨をほぐすと、自律神経や内臓・心の調子も整うということ、
姿勢をよくするだけで、ストレスホルモン(コルチゾール)が減り、テストステロンが増えるということ、
胸をはるだけで、ストレス耐性があがり、周囲からの評価も上がること、
呼吸がしやすくなると、疲れにくくなり、心も穏やかになりやすいということ、
感情は理屈では封印できない、ということ、
感情は封印すると、蓄積され、封印し過ぎると、自律神経が乱れてしまうこと、
コントロールできるのは、思考、考え方、物事の解釈の仕方だということ、
コントロールすべきは感情にまかせた「行動」だということ、
などなど。
そのうえで、背骨のほぐし方と、正しい姿勢について解説させていただきました。
ちなみに余談ですだ、
FTMトランスジェンダーは、
胸を張るのがいやで、猫背の方が多い。僕もそうでした。
でもやっぱり、これがよくない。肩もこるし、自信なく見える、ストレスホルモンも出やすい、警戒心や緊張感が増す。など。
今の僕は、オペしていません。ホルモン注射で、胸が目立たなくなり、ナベシャツはつけていますが、もうひとつ。大胸筋上部のトレーニングをすることで、胸が目立たなくなり、胸を張って過ごせるようになりました。
僕が、
自分がトランスジェンダーという、苦悩を抱えていたからこそ得られたこと。
ヨガ・瞑想・マインドフルネス・筋力トレーニング・心理学の勉強を通じて、得られたことです。
ヨガや瞑想・フィットネスの可能性を、ぜひ知っていただき、役に立ててもらいたいです。
大きな悩みを抱えている方へ、
悩みを抱えるすべての人へ、届きますように。
今後、もう少し詳しく発信していきます‼️