先日、石川県を中心とする能登半島地震。
余震もまだまだ続いているよう予断を許さない状況であるとのこと。
揺れの大きさのわりには亡くなった方や怪我をされた方の数は少な
かったが、実質的に家が倒壊、または倒壊しそうな数はまだまだ
のぼるとみられている。
石川県はもともと地震が少ない地域だと聞いている。
それに比べ私の住んでいる静岡県はもう何年もかなりの大きさの
「東海地震」がくると言われて久しい。
実際、私は物心ついたころから地震がくると教えられており、
幼稚園でさえ、本格的な避難訓練をおこなう。
地域の防災対策にも力をいれて備えてはいるが、本当に地震がきたら
その通りにいくかは怪しいものである。
しかし、それくらい住民意識だけは地震に対してはあるのである。
ここ数年大きな地震が続いている。
しかし一番危ないといわれているこの地にはやってこない。
当然来なきゃ来ないほうがいいにきまってはいるが、
これほど、この地を外して地震がやってくると次こそここに来るのではないか
と考えてしまう。
ある学者が言っていた。
「地震は人を殺さない。」
地震だけなら人が死ぬ要素はあまりないそうである。
人が死ぬのは家屋の倒壊や火事である。
したがって地震がきた時間にも被害度は変ってくるそうである。
特に問題となるのが、建物の耐震性であり、必ず大きな地震の後には問題と
なって出てくる。
ここらへんはモラルの問題でもある。
先日の耐震疑惑。このような時にこそしっぺ返しがやってくるのである。
そして今日も東海地方の人々は地震が来ないことを祈る日々を暮らして
いくのである。