携帯電話は僕達に何をもたらし、何を失わせたか?

 

現在ではほとんどの人が持ってると言っても過言ではない

この「携帯電話」。私が初めて持ちだしたのは今から約13年

程前のことでした。

その頃はまだ携帯電話を持っている人は少なく、ポケベル

全盛期の頃である。

その頃の携帯電話は今よりもずっと重く大きかった。

そして通話料も高けりゃ、電話機にいたっては10万近くもした。

そんなころに20歳そこそこの若造が携帯もって話しているんだから

ちょっとしたセレブ気分だったのを覚えている。

 

昔は携帯がなくても困らなかったはずである。

だが人はひとたび便利な物を手にすると、なかなか過去には戻れない

 

私のことで考えれば、インターネットがなければ仕事にならない。

携帯を家に忘れると不安でしょうがない。

MP3プレーヤーの手軽さがうれしい。

 

しかしこの世界に逆もあると思う。

 

メールでの通信が一般化してくるとなんだかコミュニケーションが疎遠に

なっていく。

デジタルでの音源ばかりになっていくと、本物の音が分からなくなっていく。

字を書かないから漢字が書けない。

人と話すことがだんだん苦手になる。


文明が発達するということは何かがスポイルされることでもあるといえる。

 

余談だが、私が学生の頃は彼女の家に電話をかけることが非常にプレッシャー

だった。誰でもそうだったと思うのだが、携帯電話なんてないので当然家の

電話にかける、相手だって誰が出るか分からない。お父さんなんて出たら

最悪だ!しかし電話をかけなくては始まらない。


今の若い子たちには理解できないプレッシャーであろう。


近年、会社に入社する新人たちは電話をとったりかけたりが出来ない子が

非常に多い。その点からももはや弊害と言わざるを得ないのではなかろうか。


まぁ、電話がかけれてもうまくいくわけではないですけどね・・・( ▽|||)