本日発生した大阪の火災について、
 
ひとこと書いておきたい。
 
 

 

 

 
 
被害に遭われた方のご冥福とご回復を心からお祈りしています。
 
 
 
ひとこと言いたいのは、メンタルヘルスに問題がある人に対する偏見だ。
 
 
 
今回、出火元はビル内の心療内科(メンタルクリニック)らしく、
 
今後の報道で、メンタルクリニックやその患者が
がいやというほどクローズアップされるだろう。
 
 
 
 
メンタルヘルスに普段接点がない人にとって、
 
「放火事件が発生するような精神異常者が集まるところ」
 
という短絡的なイメージがついてしまうのではと危惧している。
 
 
そしてこの事件によって、メンタルヘルスで悩んでいる人はますます周りの人に打ち明けることが難しくなったと思う。
 
 
 
 
 
私は、自身が躁うつであることは必要最低限の人にしか言っていないが、
 
ある時、会社の同期に打ち明けたことがある。
 
あくまでライトに、「こういう感じなんだよねー」と。
 
 
すると、ものの見事に同期から連絡が来なくなった。
 
同期の集まりにも声をかけられなくなった。
 
 
 
同期としては、ただ単にどう接したらいいのかわからなかったのかもしれない。
 
もしくは同期の中で「ヤバいやつ」認定されたのかもしれない。
 
とにかく「距離をとったほうが得策だ」と判断されたのは間違いない。
 
 
 
なにも、私のことを理解して!とか、拒絶されたからもうおしまいだ、というつもりはない。
 
身近な人でメンタルヘルスで苦しんでいる人を知っていないと、
 
「なにしでかすかわからない、アブないやつ」認定
 
をしたくなる気持ちも、まぁわからないわけでもない。
 
 
 
それでもあからさますぎて、寂しくなってしまった。
 
 
 
 
人は未知なるものに恐怖する、と思っている。
 
メンタルヘルスの問題は「得体の知れない世界で起こっている未知の問題」ではなく、
 
すぐそこにある問題だと知ってほしい。
 
 
どんなにメンタルヘルスとは一生無縁に見える人間でも、
 
いつかいきなり問題の当事者になりうることをしてほしい。
 
 
 
 
 
しかし、これで私が躁うつであることを
 
周りの人に打ち明けることがますます難しくなってしまった。
 
 
隠すことでもないから、普通に伝えて、普通に受け取ってもらいたかったんだけど。
 
残念ながら、肩身の狭い思いをし続けることになりそうだ。