DeNAに延長十回の末に3―4で惜敗
9回、あと二人で勝利だったはずがオースティンが2球目外角高め147キロストレートを振り抜くと打球が右中間に一直線。ライトスタンドに突き刺さり同点のソロホームランとなった。田中は打たれた瞬間にホームランを確信したのかマウンドに膝をついてうなだれた。この日のオースティンはヒット制の中飛を打っていただけに四球、ヒット良しの攻めで良かったのに注意が足りなかった。
負けより金村の勝ちをまた、失くした事が痛かった。金村投げた日の最後は杉浦でも使う方法を考えたらいいかも。だんだん、金村の新人王が遠のくのが辛い。
◎DeNA戦(5/31 エスコン)
DeNA
010 100 001 1=4
000 110 010 0=3
日本ハム
(D)東 , 徳山 , 山崎 , ○森原(1勝1敗12S) ,S ウィック (1S)– 山本
(日)金村 , 田中正 ,● 河野(1勝2敗) , 杉浦 – 田宮
◇本塁打
筒香4号ソロ(4回・金村) 、オースティン3号ソロ(9回・田中正)
郡司5号ソロ(4回・東) 、水野3号ソロ(5回・東)
DeNAは1点ビハインドで迎えた9回表、オースティンのソロが飛び出し、土壇場で試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた延長10回には、森敬が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・森原が今季初勝利。敗れた日本ハムは、救援陣が踏ん張りきれなかった。
◎プレーバック
ドラフト3位の宮崎一樹がプロ初昇格し、即「7番・左翼」で先発出場。二回に好投手・東から、バットを折りながら右前へプロ初安打を放った。
「打ったのはチェンジアップです。まずはホッとしています。どんな形でもヒットを打ちたいと思って打席に入りました」
3回裏、オースティン151キロの外角高めのストレートを打つ
松本剛が好守で金村を救う。
郡司裕也が反撃ののろしを上げた。2点を追う四回、先頭で迎えた第2打席。相手先発・東の投じた2球目を豪快に左中間スタンドへ運んだ。
「ぐんぐん伸びてくれました。やっと良い当たりがヒットになりました」とコメントした。いつかは出ると思っていましたけど、良かったです。ホームランは完璧でしたね。はい」
水野達稀が1点を追う5回に昨季セ最多勝左腕の東克樹投手から同点の3号ソロを放った。5月15日の西武戦でプロ初アーチをマークし、わずか半月で3本目となる。
「打ったのは真っ直ぐです。金村に「たまには打て」と言われていたので、打つことができてよかったです」
◇テレビ解説を務めた球団OBの鶴岡慎也氏
「ホームランバッターの軌道ですよ。小さな体のどこにこんなパワーが詰まっているのか」
金村尚真投手はプロ入り最長の8回を投げて2失点の好投を見せた。球数117も最多。残念ながら勝ち星こそ逃したが、ナイスピッチングでした。
「要所要所をしっかり締められましたし、三振を取りたい時に取れて、良かったところもたくさんあったので、次につなげていけたらなと思います。七回が終わった時点で100球を超えていたんですけど、もう1回行きたいなと思っていました。そうしたら、ボスが『あと1回』と(ポーズを)やっていたので、よしきた!と思って。先発する以上、どんどん投げたいですし、投げることでチームに貢献できるかなと思うので、次もそういう意識を持ってやっていけたら」
松本剛の犠打が1点の勝越しに!
1点リードして宮崎に代わって予想通り清水が打席に。もう1点が必要な場面だったが早打ちで打ち上げてアウトカウントを増やしてしまった。相手のピッチャーがミスで苦しい中、助けてしまった。郡司、田宮は相手投手の心理など読んで粘り、チャンスにつなげていく。久々の打撃でこうなったのかもしれないがこれでは清水は厳しい道が続くかもしれない。点が取れなくてもここの攻撃の仕方がこの試合の岐路となったと思う。
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