3連敗とここまで勝ちの無かった加藤貴之が、9回完封で今季初勝利を挙げた。
完封は自身5度目、北山と2日連続の完封は95年のグロス、西崎幸広以来、球団では29年ぶりだという。
この日の加藤は最速140キロの直球と90キロ台のカーブの緩急を駆使。9安打を浴びて毎回走者を背負いながらも、中島などの守備もあり4併殺。121球完封の好投でチームを2位へそして首位と1ゲーム差とした。
◇加藤貴投手
「ここまでの3試合、チームに迷惑をかけていましたし、今日は自分にプレッシャーをかけて臨みました。田宮がいいリードをしてくれたと思います。野手が点を取ってくれて、守備にも助けられて本当に感謝しています。中島さんがしっかり守ってくれて、良い試合だった。卓さんならあれくらいやってくれるなと思ってました。今はホッとしています。」
◇田宮選手 「加藤さん良いボール投げてくれていた。なんとしても勝ちたいと思って守っていた。打者打ち取ることだけしか考えてなかった。その結果しっかり抑えられてよかった。適時打については今日は加藤さんを勝たせるだけだと思って打席に入った。チャンスだったので思い切って打った。僕らの代がたくさん出ているので、チームを引っ張っていきたい。
◎日本ハムvsロッテ6回戦(4/21 エスコン)
ロッテ
000 000 000=0
000 500 00X=5
日本ハム
(ロ)●種市 , 中村稔 , 鈴木 , 二保 – 田村
(日)〇加藤貴 – 田宮
◇本塁打 万波3号2ラン(4回・種市) 、マルティネス3号ソロ(4回・種市)
日本ハムが4連勝。日本ハムは0-0で迎えた4回裏、万波とマルティネスの2者連続本塁打などが飛び出し、一挙5点を先制する。投げては、先発・加藤貴が9回無失点の好投。今季初勝利を完封で飾った。敗れたロッテは、先発・種市が試合をつくれず、打線もつながりを欠いた。
4回一死、2番の松本剛が左前打で塁に出た。続く万波が種市から3号2ランを放って先制。まずは加藤貴に先制点をプレゼントした。
◇万波選手
「最高です!加藤さんを何とか援護したかったので、先制点を届けられてよかったです」
続くDHのマルティネスも左翼越え3号ソロで1点追加。
◇マルティネス選手 「昨日お好み焼きじゃない。昨日ジンギスカン!」
そして安打と四球で1死一、二塁となり、7番・田宮の中前適時打で4-0とリードを広げた。2死一、三塁となり、中島のタイムリーでとどめを刺した。
◇中島選手
「「加藤(貴)に勝ちを付けたいと思っていたので、まずは守備から入ること。しっかり集中して、自分のプレーをしようと思っていた。(試合の)流れで打つことができました。加藤(貴之)で勝とう!」
「マンマル砲炸裂!」中島は守備でも好守。
◎新庄監督
「加藤君の表情が暗いように感じたので、早く笑顔を取り戻してほしかった。5対4まで投げさせようと思っていました。今日は加藤君、昨日は北山君がゲームを作ってくれた。2人ともテンポがいいでしょ。テンポがいい中で野手が打ってくれて完璧です。グワチョ(マルティネス選手)と万波君も目覚め始めた。彼らが打つとチームに勢いが出る。この流れに乗っていきたいですね」
ちょっと次の楽天戦で誰が先発で投げるか気になる。
山崎福、鈴木建、伊藤の順番? まさか、田中瑛、バーへイゲン、マーフィー?
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