5回2死無走者でヤクルトの浜田が打席へ。山崎がクイックのように初球を投じたが、西本球審がタイムをかけた。 西本球審はそのままバックネットに歩み寄ると、場内アナウンスで「ただ今の投球は打者がしっかり構えてないうちに山崎投手が投球いたしましたので、反則投球としてボールといたします」と説明。1ボールから試合が再開された。
◆野球規則6・02…投手の反則行為
a(5)投手が反則投球をした場合。
【原注】クイックピッチは反則投球である。打者が打席内でまだ十分な構えをしていないときに投球された場合には、審判員は、その投球をクイックピッチと判定する。塁に走者がいればボークとなり、いなければボールである。クイックピッチは危険なので許してはならない。
◇オープン戦 ヤクルトvs日本ハム(3/19 神宮)
日本ハム
003 100 000=4
000 000 000=0
ヤクルト
(日)山崎福 , 杉浦 , 金村 , 田中正 – 伏見 , 進藤
(ヤ)小澤 , 星 , 田口 , 宮川 , 今野 – 松本直 , 西田
◇本塁打 松本剛1号2ラン(3回・小澤) 、万波1号ソロ(4回・小澤)
日本ハム先発の山崎福也が6回1安打無四球無失点の好投。7回からは杉浦、金村、田中正義が投げ、ヤクルトを完封。打つ方では3回に水野の適時打、松本の2ラン、4回に万波のソロで1点を追加した。出場選手成績
◎山崎福也、反則球にも動ぜず
2回1死、サンタナの打球が自身の右横を抜けたが、瞬時にグラブを出して捕球。左手でポンポーンと1回はね上げてから握り直し、落ち着いて一塁へ送球した。5回2死、浜田の打席への初球で反則球を取られボールも最後はフルカウントから二ゴロを打たせ、無失点に抑えた。6回はわずか5球で3アウト。3回以降4イニング連続パーフェクトなピッチングを披露した。
◎水野 タイムリーツーベース!で1点先制
3回表、加藤豪がど真ん中のカットボールをライトへ打ってヒットで1塁へ。伏見が見事送りバントを成功させて1アウト2塁とした。9番水野は1-2から先制のタイムリーツーベースで日本ハムが1点を先制した。
◎松本剛がオープン戦1号2ラン
水野の適時二塁打で先制後、松本剛のバットがヤクルトのサイドスロー右腕・小沢の内角球を捉え、打球は左翼席最前部へ。実は帝京高3年夏の東東京大会決勝や、プロ入り後の交流戦でも本塁打を打っていた。打率も4割7分6厘になった。
◇松本剛選手 「神宮と相性がいいです」
◎万波がオープン戦1号を放った。
3点リードの4回1死、ヤクルト先発小沢の高めに甘く入った初球ストレートをフルスイング。左翼サンタナも打った瞬間に見送ってしまうほどの強烈な打球が、左翼スタンド上段に突き刺さった。その後もヒットを打って調子が上がってきたようだ。
◇万波選手 「打った瞬間でした。いい本塁打じゃないですか。良いバッティングだったと思います。うれしいです!早く出て欲しいなとは思っていました。結果として長打も増え始めたので、いい傾向だなと思います」
◇新庄監督 「飯食わなアカン。ちょっと(パワーが)足りなかったね」
◎1軍に合流した中島卓也
5回1死から代打で途中出場。2打席で1四球を選び、盗塁を決め、遊撃の守備では軽快な動きで併殺を奪うなど、特長を存分に発揮した。
◇中島選手 「途中からでしたけど、集中していけました。自分の持ち味を出したプレーが見せられて良かったかな。やっぱりヒットは打ちたいですけど、とにかく何でもいいので、塁に出て、盗塁して、チャンスをつくっていくというのが僕のスタイル。そこは常にやっていきたいなと思います」
今日のファイターズ戦でした。
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