パートナービザの申請という段階まで来て別れたと言う話、実は意外と少なくない。



わかるっちゃーわかる。

でもこんなもんで別れるくらいなら、それはそういう縁だったとしか言えない。


ビザの先も国際結婚って色々自分達それぞれが乗り越えなきゃいけないハードルがいっぱいあるから、ビザは序の口かな?




しかし、なぜ別れるのか?



日本人から見てオージーのルーズさが規格外すぎるからだろう。



ただでさえ細かかったり、煩雑、面倒なことが大嫌いな彼らにそういうことをさせるとこういう事が起きてしまう。



そしてそういうのが面倒だから、エージェントに頼む人も多い。

金で解決である。


中には借金してまでもエージェントに頼んだ人がいる。


知り合いの話、後から発覚してその日本人女性はかなりお怒りだったけど、でも当時の私からみたら「全然いいじゃん。それで今のビザ取れてるんだし働かなくても好きな時に遊びに行けて、好きなものも買えるし、結構高いサロンも行ってるじゃん…」と思いながら聞いていた。



話は逸れたけど、オージーは期限というのを気にしてないようだし、なるべく早くなんて言っても自分の命やお金に直結するような事でもなければ、ASAPなんて意味をなさない人の方が多い。



しかし、返事だけはとにかくいい。

出来ないとか無理だとかその時は言わないのね。



よく仕事の募集項目にもCan Do Attitudeとか書いてあるけど、これって一応マナーになるのかな?こっちでは、と思う。




仕事でも頼まれた仕事に対していきなり無理!みたいな事って基本言わない気がする。

返事だけはして、トライしたけど(実際してねーけど)私には重たくて無理だったから〇〇にお願いしたとか、なんかそういうのよくある気がする。




そんな感じで、

「いいよー」って引き受けるだけ引き受けて、色々言い訳して「私にはちょっと難しかった」とかなんとか言って断られるんだよね。


ちょっと見てみて「あ、めんどくせ」って思ったか、もしくはちらっとも見ずにそんな事抜かしてる可能性もあるんだけど。



日本人って最初から出来ないって言っちゃうか、つい引き受けちゃって、ホントは出来ないかもだけどすっごい無理して頑張ってやるかどっちかな気がする。


だから「オッケー」って言ったら「必ずやる」って思っちゃうよね、しかもなる早でさ。



でも、その期待がいかんのよ。

期待っつーかただの感覚の違い?文化の違いかな?


1回目の461ビザで888頼んだニセコ時代のオージーの同僚や友達は、返事だけはすっっっっっっっっごくよかった。


はい!喜んでー!って、庄屋か!(←関東の居酒屋チェーン)ってぐらい勢いだけはいいのよ。


で、まぁ郵送の時間とかかかるにしても2週間後には手元に来るかなー?と思ったんだよね。



そしたら来たの1ヶ月後だよ?


日本人の友達にも多少お願いした。


当時私が読んだ情報で888は数あった方がいいから、なるべく多くの人にお願いした方がいいって日本語のビザ掲示板みたいなので読んだんだよね。

もちろんオージーもしくは永住者2人っていうのは必須条件なんだけどさ。



日本人の友人はただ単に私の元彼の事も私の事も知ってるからお願いしたんだけど、みんな英語がすっごく出来るわけではないから、それで時間かかるかもって言ってた。



けど、オージーのその二人から888が来たのなんかその人達よりもずっとずっと後だったからね!



でもまぁやってくれてないよりマシだよね。


申し訳ないと思う気持ちからあまり急かしたくかったけど、その人達があまりにもモタモタしてたのと、タイミング悪くフォームの内容が変わって、せっかく完成させて手元に届いたのにそれをまたやり直さないといけない羽目になってしまい、また更に時間がかかったという…。


461ビザは紙ベースなので、書いてもらったフォームがオーストラリアからエアメールで日本に届く。


で、それを私が韓国のオーストラリア大使館に自分のビザ申請書と併せて送るんだけど、韓国に到着した時にそのフォームが現行で使われてるフォームでなければ無効になる。



つまり書き直しになる。



これはフォーム888のみならず、こうした役所関係のフォームは結構そこが厳しかったりするので要注意。



移民局は年に数回変わる事もある。


私が申請した年はなんかやたら変った気がするな。


タイミングがあるみたいなんだけど、結構ランダムに変ってるような気がする。


だから月の終わりにフォームの記入はしない方がいいんじゃないかと個人的な経験上思ってる。


月の半ばぐらいで担当者に提出できるぐらいがセーフゾーンなんだろうなと。



いつまでに終わらせないと無効ですみたいなのはないけど、この事からもわかるように、期限が無いというわけではない。



以前からどうだったかはわかんないけど、最近の移民局のページには



「こちらから要求した書類が一定の期間を待っても提出されないと無効になることがあります」

と書いてある。



一定の期間と訳したのは英語でreasonable timeという言葉だったんだけど、常識的に考えられる期間…という事だよね。



「無効になるかも」なんて書かれるとさ、人生かかってるビザ申請者からしたら一大事な響きだし、まだ他国の状況がわかってない状態だと、どのくらい厳しくてどのくらいなら許容されるかわかんないから、やっぱりちゃんと早く出さなきゃ!って思うと思うんだ、大概の日本人は。



この点、私のNZ人の元彼はきっちりしてたなー。

彼のそういうところがすごく好きだったんだよね。



お願いした書類はホントになる早で仕上げてくれた。

忙しかったらちゃんと忙しいから〇〇日でもいい?とか訊いてくれたし。



しかしこのオージー達よ。

元夫もそうだったけど、本当に何もしようともしてくれなかった。



まず膨大な量の紙がプリントアウトされて、それでショックでも受けたかのように、その申請用紙に触れることすらしなかったよ。



でも彼はオーストラリアに帰りたがってたんだわ。


だから頑張ってやろうって言ってんのにやらない。


当時私は今よりももっと英語ができない状態だったし、書類見ても何にもわかんなかった。



まぁ、それがきっかけではないけど、そこから徐々に関係がこじれて不倫までされて結局離婚したんだけどね。ニヤニヤ



それにしても元夫、ビザの事いつやる?って訊いても、


「今疲れてる」

「明日やる」

「明日の夜やる」

「週末一気にやる」



そして


「…ごめん、それどころじゃなくなった。週明けやる。」




とか言ってたな。



で、また振り出しに戻って結局1ヶ月何にも進展しないの。



「せめてビザの事なんか調べたの?」って訊くと、


「当たり前だよ!しっかり調べたよ!戸籍謄本必要とか俺たちの結婚証明が必要とか書いてあるよ!」


とか、なんか多分その時に画面を見ながら言ってたんだろうね。




でも私もあの時のことは反省してる。

英語がわからないからというのを言い訳に全部元夫に丸投げしてたからね、自分もオーストラリアに行きたいと思ってるのに。



あの時の私は、英語力と煩雑な書類を仕上げる忍耐力が全然なかった。



多分仕上げるのなんか無理だっただろう。

元夫もそんな風で超非協力的だったし。



英語できるできない云々の問題じゃなくても、パートナービザはホントに相方の協力がないとキツイ。


というか、相方は相方で申請フォームがあるしね。

昔からあったのかは知らないけど、私が今までやって来た461ビザとの顕著な違いはこの点かな?と思う。



で、うちのD猫はどうか??





…もちろん、例に漏れずでございます!ムキー



そのゲームやってる時間あればもうフォームは完成してると思うんだが。ムキームキームキームキー




間欠泉どーーーーーーーん!!!

雷もズゴーーーーーン!!!

マグマもぶっしゃーーーーーー!!!



こんな感じで私はかなり怒った。



っていうかこっちが怒る前にさっさとやれよ。




だいたい私も頼み方が良くなかったかもしれない。


私の中にどうしても、自分が外国人であることを申し訳なく思う気持ちがある。


もし自分が外国人でさえなければ、こうしてビザの事に振り回される事なく普通に結婚できたのになとかね。


父猫母猫にも申し訳ないなと。


私のせいであなた達の息子に面倒かけてるわけだから。



それで下手に出て色々書類の事なんかをお願いしてた点があった。


でもそれはあかん!!と気づいた。



っつーか、オメーの人生でもあんだろうがよ!!!と。


「今まで私が間違ってたわ。これは私だけの問題じゃない。お前の問題でもある!!だからちゃんと意識持て!!」と、もう色々吹き出しまくり。



怒る時はあえて英語にしてるから、実際ここまで語気荒くないけどね。






で、今回フォーム888をD猫の両親にお願いしたんだよね。



でもなんか直感があって、多分父猫やらないんじゃないか?と思ったんだ。


色々質問あるし、手書きだし、そういうの書く人に思えないから、もし書いて来たら心からありがとうと言って、心の中でごめんなさいもしようと思ってたけど、案の定、ほんんっっっっっとーーーに書いてくれなかった。ショボーン





でも母猫は書いてくれた。





私の頭の中では、ナースである母猫が父猫の書いた888のStatutory Declaration のサインをして、母猫は職場で同僚にでも頼んでくれたらそれがベストだなって思ってたんだけど、母猫しかやってくれなかったわ。




「オッケー」つってたのにな。父猫。



でもまぁ想定の範囲内というか、私自身がもうこの国での生活に慣れすぎてしまったっていうのもあるのか…


ふーんって感じだった。


理由はね、


「いやー、俺ああいうのいいわぁ。かぁさんやってもらうよう頼んだから!」ってサラッと言ってた。


この時うちのボロアパートの歪んで閉まらなくなったドアを直してもらった。



まぁ、いいよ。

誰にでも得意不得意あるし。



そんなわけでもうその前に私は数名にお願いしてるんだよね。

一人は私が信頼する日本人の一人。


もう一人はD猫の古くからの友人のタン君。


▲なんかしんみりしちゃう(?)タン君の話




フォーム888はオージーの何人か信頼できる人4-5人にお願いした方が得策だと思ってる。


理由は今まで上に色々書いた通りだ。


返事だけはいいけど、結局やらないって事が普通に起こり得る。



とにかく日本人と期限に対する感覚が違う。

ゆっくりでいいよーなんて言ったらいつまでも書いてくれないかもね。笑い泣き



っていうか、いついつまでにって言ったら逆に書いてくれなかったりしてね。


時間がないとかなんとか言って。キョロキョロ



中には稀に律儀な人もいるけどね。

稀にね。