ある日ハンバーグを作ったら結構美味しく出来、D猫も気に入ってくれたので、我が家の定番メニューの一つに加わった。
色も豚肉みたいに淡いし、ええ?!って思ったので、パッケージを見てみたら…
あ、あれ?!
色が変わるまでしっかり捏ねて、かなり握力のトレーニングになったなって感じ。
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今回もハンバーグのリクエスト。
一緒に買い物に行った時にひき肉を購入。
で、金曜の夜にハンバーグを作ることにしたんだけど、ひき肉をパックからボウルに移した時に、なんかいつもとちょっと違うなって感じがした。
プルンとした感じって言ったらいいのか…
牛肉だともっと「へなぁ」っとすると思うんだよね。
色も豚肉みたいに淡いし、ええ?!って思ったので、パッケージを見てみたら…
あ、あれ?!
LAMBって書いてある!
ちょっとちょっと!!!
なんでラム肉?!?!
2人ともこの時に気づくまでは全く気がつかなかった。
ちゃんと牛のひき肉が売られてるところから取ったと思うんだけどな。
実は私、羊の肉ってそんなにそこまで好きじゃない。
でも嫌いではないし、生ラムジンギスカンも大好き。
北海道でめっちゃ美味しいの食べたけど、肉はニュージーランド産だったな。
でも、無性に羊の肉食べたーいとかってならないから、それを手に取ることはあまりない。
だからもちろん、羊のひき肉なんか買おうとすら思った事がない。
羊って知った瞬間ちょっとチーンってなってた。
パック開けてボウルに入れちゃったしね。
…もうここまでやっちゃったらハンバーグ作るしかねーじゃん。
羊肉のハンバーグなんて、食べようと思ったことないから、聞いたこともない。
そんなもん作る人いる?とすら思った。
んー。
見つめるほどにそそらなくなる。
ごめんよ、羊。
君はニオイがその、つまり、アレなんだよ。
と、羊肉をディスったところで、ちょっとレシピを調べることにした。
こんな500gもある肉を美味しく調理しないなんて、羊に申し訳なさすぎるしね。
よし、美味しく作るぞ!
で、レシピをみた中でピンと来たものを参考に。
中東系、地中海系のレシピだったら羊も私も喜びそうな気がした。
臭み消しも兼ね、羊肉と相性が良さそうなクミンとガーリックを効かせてみる事にした。
あと、見かけたレシピの中に「羊といえばミント」と書いてあって、「そういえばラムチョップにはミントソースか!」って事で、早速おパクリさせて頂いた。
庭にあるスペアミントを摘んで来た。
モヒート以外に中々使う事なかったから、なんかちょっと嬉しい。
そんなわけで刻んだミントを小さじ1くらい入れた。
調理してて思ったけど、なんか、羊の肉もカンガルーの肉も大して匂い変わらない気がする。
いや、羊の方がにおうかな。
もっといえばグラスフェドの牛肉は、カンガルーの匂いよりキツイかなと最近思うようになってしまった。
D猫さんが絶対食べたくないというから、最近カンガルー食べてないけども…
美味しいのにね。🦘
で、羊の肉にはやっぱりクミンが合うみたいで、羊の放つニオイと混じり合って、グリークレストランみたいな匂いがした。
この時点でこりゃイケそうだなと、勝利を確信したよ。
フープロで食パン1枚ブンブンしたパン粉を投入!
玉ねぎもうちょい細かく刻めばよかったかね。
ちなみにこの500gに対して小さいサイズの玉ねぎが丸2個入ってる。
マッシャーで捏ねようとしたんだけど、やっぱり牛や豚と勝手が違うもんだね。
なんかもう弾力が半端ないの。
全然マッシャーが入らない。
仕方ないから手で捏ねることに。
手で捏ねてみたらますますその弾力を実感してしまった。
牛や豚なら軽く握っただけでムニュムニュと指の間から出て来るくらい柔らかいけど、羊は低反発枕を揉んでるみたいだった。
パン粉も入ってるからだろうけど、余計しっかりした質感になって、コレ焼いた時どうなっちゃうんだろう?と若干不安にもなった。
ところで「つなぎを使わない」っていう謳い文句のハンバーグをよく見かける。
私もどっちかというと余計なもの使ってないのが好きだから、自分で作る時もそうしてたんだけど、なんかオーストラリアの赤身肉で素人がそれやると、気まずいまでにボソボソの何かが出来てしまうんだよね。
ついこないだ、グラスフェドの肉使ってちょっと失敗したばかりだった。
その失敗をふまえ、脂身の多い安い肉でちゃんとつなぎ入れて作ったらジューシーでフワッフワのまた食べたいハンバーグになった。
つなぎは定番のパン粉と卵で。
日本で作ってた時はこんなの入れた事ないよ。
合挽き肉しか買った事なかったし、こっちは合挽きって日本ほどポピュラーじゃないから、ひき肉料理だと特にその勝手の違いに悩んだりすることもある。
合挽き売ってるけど、豚の脂が日本より少ない気がするんだよね。
色が変わるまでしっかり捏ねて、かなり握力のトレーニングになったなって感じ。
前腕がジンジンするくらい頑張って捏ねた。
成形して、一部チーズなんか入れたりして焼いた。
…写真は以上です。
出来上がったところ写真撮れず。
お腹空いてたから、うっかりすぐ食べてしまった。
食べてみて、思った以上にふっくら出来てたと思う。
ただ、やっぱり羊は羊だな。
牛や豚肉に比べたらどうしてもジューシーさには欠ける。
食感はハンバーグの柔らかさというよりは、ソーセージみたいなプルっとした感じになった。
でもね、コレはかなり上手く出来たと思うし、思った以上に美味しくできた。
この前日にゴードン・ラムゼイのYouTube見てたら、ブルーチーズとバターのソースをハンバーグにかけたら美味しいよって言ってた。
聞いた瞬間にブシブシっと脳内に刻み込んで、しっかり憶えてた。
結構ウトウトしてたのに。
こういうのはしっかり覚えるんだよね。
5-6桁の数字の羅列はすぐ忘れちゃうのに。
もちろんそれを実践したよ。
これも写真なしで申し訳ないけど、また近々絶対やる予定。
うちにはバターじゃなくて、バターを精製した「ギー」しかないから、ブルーチーズ大さじ1とギー小さじ1くらいで、レンチンしてやってみた。
10数秒の間で家中がブルーチーズ臭くなり、D猫さんから強クレーム。
※追記 発火する恐れがあるので絶対に電子レンジから離れないこと。
チーズがブシュブシュ言って溶け出したらすぐ止めて下さい。
たしかに臭いんだけど、でもこれ、そのままスプーンですくって食べてもめちゃくちゃうまいの。
ちょっとペンネゴルゴンゾーラみたいなの食べたいなって時、もうこれでいいんじゃない?って思った。
ここに茹でたマカロニぶち込んで混ぜたら即席っぽいおつまみ出来るな。
でも、これのみでも十分美味しい。
これをチビチビしながら、赤ワイン…
もうホントに最高過ぎて叫びたくなった。
この強烈なニオイと喧嘩しないだろうか?と、恐る恐る羊ハンバーグにディップしてみたけどさ、もうすんんんんんげーーーーーーーうまかった!!
ブルーチーズが大好きだったら、コレは絶対ハマると思う。
羊の肉とも全く問題なかったから牛でやったらもっと良さそう。
ブルーチーズの美味しさがわからないのがホントにかわいそうに思えてしまうくらい美味しくて、迷惑がってるD猫さんなんかほぼ無視でジタバタ悶えてた。
もしかしたら、ハンバーグよりはミートボールの方が良かったかもしれない。
ハンバーグだと一個がでかいから、食べ応えありすぎた。
そして、この味は本当に酒が欲しくなるから、ランチではなく、絶対ディナー向きだなと思う。
こないだのピノ・ノワール、まだ飲み終わってなくて、一緒に合わせたら美味しかったなぁ。
料理の時に使ってるシラーズでも合わせてみたけど、ピノ・ノワールとの方がしっくり来た。
特にブルーチーズディップしたのは、もうなんか外食してるみたいな気分になれたよ。
反省点としてはもっとミントとクミン入れてもよかったかな?
それ以外は完璧。
頻繁に食べたいとは思わないまでも、私はリピートありかなと思ってる。
D猫は「美味しかったけど、牛の方がいい。」とのこと。
リピートありかなしかで言ったら、
「んー。一回でいいかな。」だそう。
でも別に二度と食べたくないみたいな感じではないらしい。
パーティーで、ブルーチーズディップと一緒にミートボールにして出したらいい感じかも。
なんか贅沢なもん食べた気がした夜でした。
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