今回もまた10/27-10/29に開催された
Good Food and Wine Showのレポートです!
今回購入はできなかったけど、お金さえあれば是非買いたかったすごい!と思ったもの。
▲このジン!
ボトルのペイント、文字、封蝋は一本一本手作業で行われていて、全て微妙に違っているのが手作り感満載!
手前の黒いTシャツの男性がマスターディスティラーです。
つまりこの人がこのお酒を作ってます。
これはウォッカで、茶色いのはウヰスキーのようにオーク樽で熟成された商品。普通の透明のもあります。
普通のウォッカを試飲させていただいた時、今まで感じたことのない不思議な甘さに驚いて、
「これ原酒の原料何ですか?」ってスタッフの人に聞いたら、
「あそこにマスターディスティラーいるんで、あの人に聞いてください。」
と、言われ、マスターディスティラーとお話しできる機会が得られた。
写真で見てもわかるように彼はまだ若く、
Tasmanian Young Innovator of the Yearという若き起業家に送られる賞を今年2017年にとった人。←インスタグラムで知った。
その彼が私の元にやってきて、気さくにニコニコしながら「ほら、シープホエイだよ!ここにも書いてある。」とボトルに書いてある文字を指差しながら答えた。
一瞬訳がわからなかった。
「うちは穀物を使わずに羊のホエイから原酒を作ってるんだ!」
ええええ!!!
洋酒好きやバーテンダーさんなどなら、きっと私と同じぐらいええええええ!!!って思ってくれたと思う。
羊の乳清から蒸溜させたお酒なんて聞いたことないどころか、想像すらしたことない!
蒸溜酒は普通穀物から作られる。
例えばウォッカはポテトや小麦などがメジャーです。
「あー、だからSheep Whey Distilleryなのか!!!」
羊の乳清。むしろ植物ですらない!
世の中ヴィーガンフレンドリーとかの傾向に行ってるのかな?と思ってたらまさかのど反対!
元々、実家が牧羊をしていて(今もしている)それがこのお酒に辿り着いたんだそうな。
ちなみにHPを見たら羊乳のチーズも作っているそうだ。
Sheep Whey Distillery の本当の名前はHartshorn Distillery というそうです。
リンク▶︎Hartshorn Distillery
ちなみに、このジン。
ただ変わってるだけじゃなく、すっごく美味しかった。
飲んでみてスピリッツ自体のまろやかな甘さと、鼻を突き抜けるレモングラスの様な爽やかさが実にバランスよく、何のハーブを入れてるのか聞いてみた。
「オーストラリアならではのハーブをジンのレシピに加えてるんだ。」
レモンマートルとなんとかマートルであとは企業秘密だそう。
ところで、ジンって一体?▶︎ジンについて詳しく載った記事
本当に美味しかったんだけど、お値段が…
200mlで$55、500mlで$90、700mlで$110…って高すぎるよ!!!
他のクラフトジンの倍近くする。
で、このジンバランスよくトゲトゲしさがないので、ストレートかオンザロックにぴったり。
ただ、シープホエイから作られている特徴もあり、マティーニやジントニックには向いていないです。
これはマスターディスティラーもそう申しておりました。
すっごく美味しいジンで、日本のジン好きなみなさんにも是非飲んでもらいたいな。
まぁ、べらぼうに高いけど。