育児ストレスと育児支援 | 南風のブログ

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脳梗塞患者で闘病生活中です。
介護福祉士国家試験受験指導始めました。
社会福祉士国家試験受験指導やってます。
看護学生のための社会福祉読本作成してます。
沖縄空手道無想会世話人に復帰しました。
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障害児ではない新生児、乳児を世話する母親も、障害児を介護する保護者同様に、精神的にも身体的にも、大きな負担とストレスを抱えている場合があります。出産後に自分の時間を持てなくなった母親の育児ストレスを、我がままとして捉えるのではなく、心理的なサポートで育児ストレスを軽減できないかという視点が大切です。

基本的原則は、児童虐待以外の母子分離は、最後の手段なので避けること。また、家族、親族等、家庭内の事情には立ち入らないことです。すべき事は、体調を気遣うことや感情の表出を促すこと。話を傾聴し、母親の心情に寄り添うことなどです。

育児支援において、専門職が情報収集する上で、優先度が高いものは、直近の公的保健福祉サービスの受診状況などです。個人情報保護の観点から、地域住民にあれこれ聞いて回るのは、好ましいとは言えません。保健師等専門職者が初回家庭訪問した際の確認事項として優先度が高いのは、先ず子どもの発育・発達状況で、次いで家庭環境等になります。

育児不安が強い親は増加しており、行政による育児支援、父親の協力、母親ネットワークの構築等が必要です。育児支援を受けたい人と育児支援を行いたい人のコーディネート機関に、ファミリーサポートセンターがあります。突発的な発熱や病気で保育所が預かれない子どもに対する病児保育の制度があります。