現代社会では、地域福祉の重要性は高まりつつあります。
「住民に身近な」と言うのが現代社会福祉の重要なキーワードです。
過去には中央集権的に国の役割とされてきた業務が、地方分権的に、都道府県の役割を経て、市(区)町村の事務に変わってきています。
地域福祉とは地域の福祉全般を指します。
社会福祉の各々の分野の活動を、地域という領域で囲ったものを地域福祉と称します。
地域で行う低所得者福祉、地域で行う高齢者福祉、地域で行う障害者福祉、地域で行う児童・家庭福祉、
地域で行われているボランティア活動などが地域福祉の内容です。
「コミュニティ」と言う言葉があります。
訳すと「地域」になりますが、日本語であえて「地域」と「コミュニティ」を分けて表現する場合があります。
地域には土地や区域を表す言葉で、「場所」を表現する時にも使用しますが、
コミュニティは、場所という意味だけでなく、繋がりを意味する時にも使用します。
その「場所」存在する「共同体意識」を表現する時に、「コミュニティ」という言葉を使用する場合があります。
近年では、自助、共助、公助と言う言葉が使われています。
自助は本人や家族、公助は行政や公的サービス、地域コミュニティである町内会や自治会は、共助に該当します。
ただし、地域包括ケアシステムでは、新たに「互助」という言葉を加え、
地域コミュニティを「互助」として、介護保険を「共助」に変更しました。
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