[Tさんの実例]
Tさんから手紙を頂きました。文面は特異な内容です。では、ここに転載させて頂きます。
拝啓 初めてお手紙させて頂きます。
先生のご多忙な中を、貴重なお時間を割いて頂き申し訳なく存じます。
十月上旬にO様から、先生の書かれた『心の友』誌第二十三号と追って二十四号を送って頂き寸暇も惜しまず読ませて頂きました。
心にぐんぐん染み入るようで嬉しく、宇宙の法則や仕組等も尚深く教えて頂くことにより一日一日の心の持ち方がどれほど大切な事か反省させて頂いています。
私たち家族が悩み続けている事がございまして、どうしても解決できなくてO様からもお勧め下さって、先生にご相談させて頂きました。
長男A四十九歳のことでどうしても常識で考えられない事が長年続いています。
S様(霊能者)にもお世話になり、因縁のお詫び、土地の事、霊の供養等と随分たくさんのこともして頂いたのですがだんだん状態がひどくなってゆくばかりなので悩んでいます。
実は平成六年三月頃、Aが夫婦して我が家のお墓参りに行ったとき上空に自衛隊のジェット機が飛んできました。その時、明夫が急にノドを絞めつけられるようになって、呼吸も苦しくなり倒れそうになったのが始まりでした。
それからというもの、ジェット機の爆音が聴こえ始めた途端にノドと呼吸が苦しくなって、遠くへ逃れてゆかなければ居られない状態が続いておりました。
そもそも、自衛隊機との関わりは我が家から北東方向に三、四キロくらいの所に航空基地があり祝日、日曜を除いて毎日県下一円を飛んでいて爆音も相当きつく響きます。
それでは、異変が幾つかありますので書いてみました。
◎肩から腰へかけて押さえ付けられるように重たくなって動けなくなり背中全体が火で焼けるように熱くなる。
◎運転している車の中が、熱風のように熱くてクーラーも作動しなくなる。しかし、夕方になったら直る。
◎車のエンジンが止まり、特に電気系統が壊され発進できなくなる。
◎携帯電話もダメになりエラー表示で使えなくなる。配達の仕事をしていてもその日の指定の仕事が出来ず残してしまう。又、肩も動かないから大切な商品も落とし壊して弁償する。
◎肩から動かないので、ハンドル操作が充分にできず事故を何度も起こしそうになり配達の仕事を辞める。
◎保険会社の営業をして四ヶ月ですが、契約のできる日には必ずといっていいほど何かで邪魔されて、約束の時間に間に合わずほとんど契約がダメになる。
◎難儀してどうにか時間に間に合っても、カバンの中の大切な書類のみがなくなっていて契約が果たせない。
◎今では、会社の事務所の中まで被害が出始めました。上空で激しくジェット機の飛んだ日には、事務所の机の引き出しの中から大切な書類がなくなっていた。パソコンの調子が悪くなって使用できない。また、誰も出入りがない鍵のかかった倉庫の中に置いてあるパンフレット千枚が箱ごとなくなってしまった。
皆さんが不思議な出来事に戸惑っています。人様にまで、ご迷惑をおかけするようになってしまいました。このようなことが、一ヶ月の中で七、八回は起きています。
今なお、航空自衛隊のジェット練習機が上空を飛ぶことにより体を痛めつけられて、車も動けず仕事もダメにされてしまっています。
ジェット機によって障りを受け始めて、今年で十一年目になりますが離れてもらえなくなっております。ますますエスカレートしてきています。
霊能者のS様にはその都度お話はしていますが、これ以上はどうにもならないように思います。
私共の、またAの心の持ち方が悪いのでしょうか。もし間違っていたら修正してまいりたいと思っております。
とりとめもつかぬ書き方で、ご理解して頂きにくいかと存じ申し訳ございません。
ご多忙の中、誠に恐縮でございますが何卒宜しく御指導をお願い申し上げます。
敬具
私からの手紙の返事です。
Aさんの飛行機の件や、常識では考えられない件は次の原因です。
㈠本人の前生の因縁
Aさんの前生は武士であった。役柄は死刑執行人(公儀介錯人)であった。約十年位にわたって多くの人を処刑した。
役目であって本人の意思ではないにしても、人を殺すことは神様の意に反する。しかも、処刑のとき人間を虫けらの如きに扱っていた。この時代は、少しも人間としての同情や哀れみを持たなかった封建社会で、この気持も分からないではない。
㈡死刑にされた人は一人も怒っておらず障っていません。
怒っているのは神様です。これだけに難しいのです。恨んだり憎んだりしている霊ならば、詫びて呼び出して明るい所へ出し、説得すれば解決しますがそうではないです。
㈢神の心は、「外の心」を嫌い「内の心」の生き方を望んでいます。
この「内の心」に反した行為が死刑です。神様はどんな悪人でも気長に反省させて育てます。以前に『心の友』誌の中で、死刑はどんな理由があろうともしてはいけないと高級霊様(神様)が申していることを書かせてもらったことがあります。
人間的心情では、極悪人は死刑にしても当然だと思われますが、人間の親である神様の身になってみればどんな出来の悪い子でもみんな自分の子供です。
私も暗黒界、地獄界の多くの悪霊の助けをさせて頂きましたが、一人の霊も消滅させていません。
㈣昔の人も今の人も神様の心など知る人は誰もいませんでした。
神様は正、悪に対して審判を下さなければなりません。ここに、因果応報の理(道理)が働きます。きちんと悪因縁を消しておかないと先に行って次の人生も苦しみの人生になってしまいます。
そこで神様は、因果応報の姿を見せながら「内の心」で生きるようにと手引きをしているのです。
㈤解決策
①「命根石」を置き、Aさんが神様に向かって神の心に反する死刑の行為をした事を詫びることです。
②「外の心」を捨て「内の心」で生きること。「内の心」を実際に行動で示さなければなりません。実践が大事です。目先の考えでは「内の心」で生きると、経済的にも成り立たないのではないかと不安に思うかも知れませんが、不思議と「内の心」で生きると人生困らないように全てが好転します。
③飛行機は天の声です。いろいろの困った現象は前生の因縁を消していることと神様の手引きです。〔…善くなるための手引きです〕
④今の困った状況に対する考え方は、神が大難を小難にして導いて下さっているのだから、本来なら交通事故や不慮の事故で一つや二つの命は取られてもしょうがないのだ。死刑(打ち首)にした人の数と比べれば本当に守られているのだ。
そして、このようにいろいろの怪奇現象が出て因縁を消してくださりながら早く真理に気づけよ、人間として生まれてきた目的は何であるかに気づけよ、今世(現世)の生き方を大切にしなさいよと導いて下さっているのです。
それに気づけば、神様の大愛に涙なしではいられないでしょう。本当にありがたいことです。『心の友』誌を何回も繰り返し読んで下さい。読み返すたびごとに違った文面が心に響いてくるはずです。
また母親のTさんが、このような子を持つのもT家を継ぐようになったのも、そのような因縁を持っています。どうぞ、Aさんと同じに真理に目覚めて下さい。そして、Oさんのように人助けに努めてみて下さい。「命根石」は、Oさんに頼めば何とかなります。
⑤T家の先祖は浮かばれていません。先祖代々の位牌を作り、魂入れをして、さらに暗い所にいる人を助けあげて下さい。これは、私がやりますから位牌が出来あがったら連絡して下さい。
今まで、いろいろの霊能者やそのような関係の人を訪ね歩いたようですが結果はどうでしたか。信じても信じなくてもよいですが、お金が一銭もかかるわけではありません。自分がその気になってやればよいだけです。実行してみて下さい。
⑥宇宙には、すべての人に陽気暮らしが出来るような法則があります。この法則を破るから不幸が生じるのです。この地上に存在するすべてのもの、人間も、動物も植物も、そればかりでなくあの世の人達ともすべてが仲良く協力し合うように法則が出来ているのです。
十一月五日、午後四時三十分。Tさん五体、Aさん十一体、除霊させてもらいました。
Tさん分からないことがあったらまた、お便り下さい。――宮下
〈後記〉
返事を出してから数日後に、Tさんから電話がありました。息子のAさんの怪奇現象がまだ続いているようです。机に入れた印鑑が消えたり、ロッカーに入れて鍵を掛けておいた大切な書類が消えるとのことです。
よく話しを聞いてみると、霊能者のSさんの指示に従い、あっちの神社こっちの神社、仏閣、龍神さま、観音さま、お不動さま、稲荷さま、等々を回り巡り二十年間もの間に神社仏閣のいろいろの御札がダンボール箱に四つもあり、神棚にもいろいろの神様が数多く祀ってあるとの事です。
怪奇現象の原因は、この多量の神札や仏像、お守り札などから出る霊的な障りです。これらは、いずれも低級の霊でありこのような物理的現象も起こすのです。早々に、翌朝七時三十分にTさんと打ち合わせて、これら全ての神札や掛け軸などの魂抜きを致しました。処分は、Tさんが知っている神社でお焚き上げをしてもらう事にしました。
Tさん以外でも、あちこちの神社や仏閣から神札やお守り、掛け軸、など百枚近くも集めている人がいます。決まって、このように多くの神札を持っている人は何らかの怪奇現象で悩まされています。そして、その怪奇現象がこれらの御札からきていることに気がついていないのです。
神社仏閣に一生懸命お参りし、祈ったからといって運命は良くなりません。神社にいくら依存しても、自分から変わらなければ何事も変わらないのです。私たちは、創造主の子供です。私たち自身の中に、神性が宿っているのです。
この神性を磨くことにより、幸せな人生が築けるように宇宙の法則は出来ているのです。自分が努力しないで、神仏だけにお願いするのはどうかと思うのです。
十二月に入ってすぐTさんより便りが来ました。その内容は、お陰様でAが十一年間悩まされ続けた飛行機の爆音を聞いても異常がおきなくなりました。
鍵のかかった倉庫の中に置いてあったパンフレット千枚が箱ごと出てきました。同僚の社員の人達がみんな不思議がっています。保険の契約も順調に取れるようになってきました。本当にありがたいことです。命根石を分けてもらって持つようになり、石で痛いところをさすると、痛みがとまります。本当にありがたいです。運命の変わっていくのが分かります。・・・略・・・。
以上ここに紹介された数々の話は、平成十七年九月から十月過ぎの二ヶ月間に行った実例の一部です。そして、この原稿を書いたのが十月中旬から十一月上旬で、後記も十一月二十四日に付け加えました。この短い日程の中でも因縁を解決して急激に善くなった報告が次々にきています。
一つ一つの報告は詳しく出来ませんが、百パーセント良くなっているのは事実です。まだまだ、紹介したい話がいっぱいあります。しかし、ページ数の関係もありますのでここで割愛させて頂き、続きは次号にの載せたいと思います。
ここには書きませんでしたが、電話でお稲荷様やお不動様の魂抜きや、土地や墓地の障りなども多数解決しています。これらに関する不思議な奇跡や、人生が好転した感謝の礼状なども数多く届いています。
死後の世界を信じようと信じまいと自由です。でもあの世で、人間(霊魂)が生きていることは事実です。そして、この世とものすご物凄く深い関わりを持っていることも確かです。その証拠に、このようなことをすると百パーセント良くなっているからです。
私は、こんな事をお金儲けや名誉でやっている訳ではありません。だから、このようなことをしても、お金は戴いてはいません。すべて無料です。私は、今日まで幸せに暮らさせていただきました。そのお礼として、世の中に少しでも恩返しが出来ればと思っているだけです。
また、神様にこの不思議とも思える力をお貸し頂いているから、少しでもあの世で苦しんでいる人(霊)の助けをさせてもらい、この世に生きる人の生き方の参考になるものをお知らせ出来ればありがたいと思っているだけです。
人間は、どのように生きようと、どのように考えようと、またどのように行動しようと自由です。でも宇宙の法則は、その人の生き方、考え方、行動に応じた結果が必ず自分に現われてきます。この世のうちに清算されるか、あの世に行ってからかは分かりません。
世間には、立派な教祖さんや霊能者、または指導者がいます。そして、この人が本物かどうかは私の偏見かも知れませんが正しい人は、運命的にも健康面でも、家族運も経済運でも、寿命も平均寿命まで生きる面でも、すべて完全に善い状態だと思います。