さて、今日は転載をお休みして、私が思うところを自由に書かせて頂きます。

 

大神様・親神様の教えや、宮下先生のお話は、真実を知ることができ、貴重でありがたいのですが、ほとんどの人にとっては、ナニナニするべき論を聞いても、なかなか実践できないし、どうしたものかといったところではないかと思います。

 

勉強と同じで、解答だけビシッと提示されて、やってみて、と言われても、簡単に真似できる人もいれば、そうでない人もいます。こればっかりはどうしようもありません。

 

解答を見せられても、どうやったらそこにたどり着けるかを、わかりやすく解説すると、役に立つかもしれません。人生の採点時においては0点か100点かではなく、その間の点もあるわけで、赤点ギリギリでも合格すればこっちのものだ、ということで、最低限何とか点をとって人生を終えたいところです。

 

私自身が人間界に来ている以上、人生をクリアしてない人間が解説を書いてどこまで信頼できるのか、という問題がありますが、読者の皆さんが、私の考えをたたき台にして、自分なりに改良していけばいいだけですので、まあそこはあまり気にしないことにしましょう。

 

UnsplashGarrett Searsが撮影した写真

 

さて、それでは今日は何について書くかというと、腹が立ったときにどうしたらいいか、ということです。

 

怒りにもいろいろな種類がありますが、今日は身内に腹を立てるとか、周りの人間に腹を果てるとか、そういうレベルの話です。政治に腹を立てるとかは、今日の対象ではありません。政治に腹を立てるのは別に問題なく、むしろそういう静かな怒りが改革の力になるわけです。

 

静かな怒りはいいけれど、カッカと怒ってしまうと、健康に良くないし、悟りから遠ざかります。

 

夫婦にしろ、兄妹にしろ、友人同士にしろ、腹の立つことはあると思うのですが、そこでどう振る舞うかはケースバイケースとして、思考の持ち方にはコツがあると思います。心の友25号で出てきたように、兄弟で、年上の人間が、年下の人間に対して、怒っても仕方ないかというように、自分の方が悟っているのだから、と、一歩引いて考えるのが実践的だと思いますあ。

 

多くの人は、怒っていると、なんで私が、なんで俺が、と思って火に油を注ぎ、ますますカッカとするのですが、兄弟喧嘩で、我慢した方が、ご褒美をもらえる状況を想像して下さい。そのご褒美が魅力的だったら、そこで怒るよりは、我慢したほうが得だということで、多くの人は我慢できるでしょう(それでも怒ってしまう人はこのブログを読んでいないと思います)。

 

それと同じで、この世の多くの場面は、敢えて腹が立つような状況に直面させられ、どう振る舞うかをテストされてると思って下さい。そのときに、これを我慢したら、陰徳がたまる、何か将来代わりにいいことがある、こう考えるのです。そうすると腹が立ちません。目先怒りをぶつけて、ご褒美なしでもいいと思う人は仕方ありません。そう思えなくなるまで人生何周かするしかありません。

 

しかし、もう人生の修行をクリア仕掛けている人は、そこでつまづいている場合ではないのです。あとちょっとなのですから。ですから、そういうときは、これを我慢すれば、どこかで神様がバランスを取ってくれるさ、ご褒美をくれるさ、と考えるとよいのです。

 

こういう解説を書くと、よしとしない高級霊もいるかも知れません。あるいは良く思わない人もいるでしょう。

 

何かご褒美を期待してなにかしているうちは真の悟りではないと。でもそれでいいのです。真の悟りではないのですが、ご褒美があるからここは我慢、ということを繰り返すうちに、この世の構造が分かるようになってくることが重要なのです。

 

あそこで我慢したら、そういえば忘れた頃に幸運な出来事があったなぁ、と、こういう経験を繰り返しているうちに、この世の因果応報の構造が身体に染みて身につき、自然と、いろいろなことを上手くこなせるようになります。そのうちご褒美がどうとか考えなくても、自然と腹が立たなくなるのです。

 

人間には得意不得意があるので、アンガーコントロールができる人は私が書いているような訓練は不要でしょう。でも苦手な人はやってみると良いと思います。

 

そもそもこの世には腹の立つことが多すぎていちいち怒っていたらいくら時間があっても足りません。馬鹿に構えば日が暮れるってのはそのとおりなのです。繰り返しますが、これは政治などのことではありません。こういうのは静かな怒りとともに世の中を変えていく必要があります。私が話しているのは、周りのもっと身近な人間関係などのことです。

 

本当は、神様の教えに沿えば、他人のことをバカなどといったりしてはいけないのですが、さりとて、キャッチーなフレーズで教えを覚えておかないと人は忘れてしまいます。ですので、敢えてキャッチーに言うと、今日のブログタイトルのようになります。あるいは、損して得取れ、とか、自分なりに言い換えてもいいです。

 

私がこのブログで付加価値を足せるとしたら、今日のような内容です。私は霊能者でもなんでもないので、あの世の構造を話すことはできません。大神様の教えてくれたことを伝えるだけです。宮下先生の話を転載するだけです。ただ、その際に、解答を伝えて、はいおわり、ではなく、どうしたら、それを実践できるかについては、多少思うところを話せます。

 

私のやり方が絶対ではありませんし、全部が全部うまくいくとも思いませんが経験上かなりの頻度で成功するので、とりあえず今日は思うところを書いてみました。