[Jさんの実例]
Ｊさんの息子さんは今、十八歳です。小学生の頃からてんかんや引きつけを起こし普通の小学校に通うことが出来ませんでした。当然いろいろの医者や民間療法、霊能者、神社巡りなどをしてもこれという解決策もなく現在に至っています。
数ヶ月前より、私の所にお母さんが手紙をよこすようになりました。てんかんや引きつけを起こす度に、除霊のお願いの電話がきます。除霊をしてやると、すぐによくなると申しています。医者でも薬以外の方法もなく、私も薬はなるべく飲まないほうがよいと指導させてもらっています。
UnsplashのThomas Tourneuxが撮影した写真
『心の友』誌第二十四号にも書きましたが、私も平成十六年六月に「第四回目の最後の審判」で、あの世の暗黒界にいる五十七億人を助け出す役目をさせて頂きました。
その後ぐらいから、前生の因縁や解決方法が一段と強く出来るようになった気がします。今までに、御縁があってもこれという決め手がなく解決できなかった問題も解決できるようになってきたようです。
Ｊさんの息子さんも、そうです。今迄は、困った時に除霊をすることぐらいしかお手伝い出来なかったのですが、今では高級霊様(神様)が解決法を導いて下さいます。そうだ、Ｊさんの息子さんには、何か別の深いものが関わっていないかと気づき調べてみました。
分かりました。神様の障りです。Ｊさんの息子さんが前生で、神社の宮総代をしていた時にいつもお賽銭箱にたまったお金をごまかし、私腹に入れていたことによる神の怒りとのことです。
それと、その時代は今から何百年も前のため今はその社もなく、その時に祀られていた神は住む居場所がなくなって、その地にずっとさまよっており、その悔しさとお賽銭との二重の悔しさで息子さんに怒りをぶつけているのでした。当然、その祀られていた神は正神ではなく人霊です。
Ｊさんにこの事を伝え、息子さんにこの神に詫びさせようとも思いました。しかし、息子さんは精神的に不安定だから母親が代わりにするということも考えられますが、このような人霊の神は高級霊様にお願いして助け出し、指導してもらうのが一番早いと気づきました。
人霊も息子さんにとっても、両方が幸せになる一番良い方法だと思えたからです。早々に、高級霊様にお願いして解決して頂きました。その旨もＪさんに伝えました。その後一ヶ月くらいは電話もなく順調に進んでいましたが、突然の息子さんの変調です。
Ｊさんから、また息子がひきつけを起こすようになりましたという電話です。以前のようではないが、時々悪くなりどうも本調子ではないとの事です。私がまた、神様(高級霊様)にお伺いしますと今度は次のような障りでした。
息子さんの前々生のとき、息子さんは仏像の彫り物師でした。腕が良かったため、大きな仏閣や神社から仏像の作成依頼がありました。その内で、古くなった御本尊様に代わって新しい御本尊様を作って祀り直す仕事がありました。
その時、坊さんが古い御本尊様の魂抜きをしたのですが魂が抜けておらず、その古い御本尊様を仏師の息子さんが壊して捨ててしまったのです。その壊され捨てられてしまった御本尊様(人霊)が怒って、息子さんに障っていたのです。
Ｊさんにこの話を伝え、当院に来てもらいました。Ｊさんと私で向かい合い、この御本尊様を呼び出してＪさんの息子に代わって詫びてもらいました。御本尊様に明るいふさわしい場所へと移って頂き、また魂の修行をするよう話させてもらいました。
御本尊様でも誰でも魂の修行は終わりなく、上を目指してさらにさらに魂を磨かなければならないのです。神に祀られるくらいの方ですからこの事はよく理解して下さり、これで息子さんの件は解決しました。
このように前生、前々生の障りが重なっている場合もあります。その後は、Ｊさんから一度も除霊依頼の電話は入っていません。息子さんも完治されることと思います。
この頃では、さまよえる神や霊を助ける時には、その状況を録音機で録るようにしています。でも、その方の秘密ですから他人には聴かせません。心づくりのために、ご本人に聴いてもらうだけです。
[解説] 心の友誌の24号はこのブログでは転載しておりませんので、該当箇所については読み飛ばして下さい。そのうち機会がありましたら、転載を考えます。
霊障というのはそんな馬鹿なと思うかもしれませんが、一度解決してしまうと天国になるわけです。自分の力ではどうにもならないことの方がこの世の中は多いのです。医学も科学も神の力の前ではちっぽけなものです。
皆様には霊障を少しでも早く解決し、ほっとして頂きたいと思っております。
文中にもありますが、お賽銭を盗んで怒る神様は、高級神霊ではなく、人神です。もちろん、お賽銭を盗むのは悪いことですが、それについて激しい霊障をぶつけてくるようなことは高級神霊はしません。神社の神は高級神霊以外の神様も多いので、気をつけないといけないわけです。
魂抜きの終わっていない仏像を捨てて障られたのは仕事が適当だった坊さんが悪いので、坊さんに憑けよと思います。ただ、この人は他にも因縁があり、こういう巡り合わせになっているのではないかと思います。
自分の記憶がない霊障になぜ悩まなければいけないのか（修行になっているのか？）という疑問はありますが、取り敢えず目先楽になったほうがよいので、いずれ意味がわかると思い、霊障の解決をした方が良いと思います。