[Gさんの実例]

 

Gさんからの手紙が来ました。以下に紹介させて頂きます。

 

宮下様

 

いつもお世話になり、有難うございます。

私の長女、F子のことで教えてほしいのです。

 

F子は、現在二十二歳で大学生ですが、F子は小学五年生のときに、私と同じ病気の「多発性硬化症」になり、急に一日で目が見えなくなりました。

 

その後十九歳の時に再発して、その時は、よく見えるほうが急に見えなくなりました。しかし、治療のおかげで、今は、視力は悪いですが、日常の生活は送れています。

 

UnsplashKodai Monmaが撮影した写真

 

その再発の時から、少し頭がおかしい?そんな症状があります。ぶつぶつ独り言を日常のように言いますし、常識はずれのことを口にします。思考にこだわりがあり、かたよりがあり、大学でも友達がいないようですし、言動がおかしいので、先日も、教職の実習もとりやめさせられました。

 

私がアドバイスをするのですが、私とは相性が悪いのか、それとも私が口やかましいのか?よく衝突します。

 

F子に幸せになって欲しいのですが、どんなふうにアドバイスをしてやればいいのか、悩みます。

 

F子の常識はずれが、直らないと、就職も難しいと思われます。

 

親子で同じ難病になり、F子はおかしい?ことを言うので、先生、何がF子をそうさせているのでしょうか。どんな因果があるのでしょうか。

 

少しでも、F子が楽に生きていけるよう、親として、してやることはありませんか?

見守っていればいいのでしょうか?

 

教えて下さい。お願いします。F子を助けてやってください。

先生からのお返事を待っております。よろしくお願いいたします。

 

私がいつものように調べてみると、F子さんのこういった原因は次の通りでした。

F子さんの前生は、大商家のおかみさんで何人かの使用人をおいていました。その内の数人の女が、賃金もろくにもらえず一生飼い殺しのように働かされて一生を終わったようです。

 

その中の気の強い三人の女が、恨みの念を向けているそうです。そのために、F子さんは常識はずれのことを口走ったり行動がおかしいのです。この前生の因縁を解決しない限り、F子さんの一生は目茶苦茶になってしまいます。

 

対策として、一ヶ月ほど「命根石」を置きF子さんに詫びてもらおうと思いましたが、実際にはF子さんが出来ません。そこで、母親のGさんが代わってお詫びをしました。その後、私の方で高級霊様にお願いして、この三人を助け出して説得しました。

 

どんな理由があれ、自分が正しくても絶対に人を恨み悔しいという思いを持ち続けると寒い暗い所に住むようになります。「内の心」の中に許す心というのがありますが、自分が助かり幸せになりたいのならどんな嫌な人でも、自分をいじめ苦しめた人でも許すことです。

 

頭では分かっていても、実際には感情が許せないです。でも、神様の心は、すべてが神の子であるから許し、どんな人も魂を磨き神性が高まるよう協力することであって、他人の幸せを邪魔することは許されないのです。

 

そこに、因果応報の理(道理)が働き、人を恨み困らせると自分は寒い暗い所へと行くのですね。これはあの世ばかりでなく、この世でも人を困らせたりいじめたり、怒りを向けていると外面上は何もなく見えていますが心の部分、つまり幽体の面では悪霊の世界とつながり先々不運を呼び込む原因をつくっていることになります。

 

これが難病になったり、交通事故やケガ等の種となることが充分に考えられます。

 

[解説] 記事の中に命根石というのが出てきますが、これは今は入手できませんので、なくても大丈夫です。何かのアイテムを使うと気持ちが切り替わりやすいとかそういう意味あいがあるので、ないからといって、お詫びできないわけではありません。本当の命根石は霊界と通じやすくなる効果があったようですが、ないと助からないという不合理な結論にはならないので、ご安心ください。

 

宮下先生が現役のときと違って、いまは原因を特定できませんので、漠然と前世に迷惑をかけた方がいたら申し訳ございませんと謝るしかありません。何を謝ったらいいかわからないのに謝れるか!というのは一理ありますが、自分の人生を振り返って、もしかしたら、自分にはこういう心の癖があるから、前世では迷惑をかけてしまったかもしれないな、と謝るのです。後は、大神様・親神様に、暗いところで苦しんでいる霊の助け上げをお願いすることになります。神棚がある方は、神棚に大神様親神様がいると思ってお願いするといいと思います。

 

神棚がなくても、大神様・親神様はこころの中で呼べばすぐに話を聞いてくださります。