この話を、当院で治療中の田中さんにも話しました。田中さんの息子は二十九歳です。いろいろ問題がありました。前生の因縁や先祖代々の魂入れなどをして、この頃ではすっかりよくなりました。田中さんは当院に来てから、まだ一ヶ月しか経っていません。

 

長年の悩みが、私の所へ来るようになってから一気に好転したようです。治療もそうですが、前生の因縁や先祖の助けなどが功を奏したのです。でも田中さんが言うには、息子は善くなったがもう一つ若い頃の顔つきと違うと言います。

 

UnsplashAldebaran Sが撮影した写真

 

田中さんは、この四国霊場八十八箇所巡りの話を聞き、亡夫の両親が数年前に八十八箇所巡りをした時の記念にと作った、八十八箇所の朱印を押した立派な掛け軸(納経軸)を持って来ました。今も、それを仏壇の脇に大切に飾ってお祀りしていますとの事です。

 

私もそれを聞いて、これは息子さんや田中さんの今の病気と関係あるのではと気付き、治療が終わったら高級霊様に聞いてみましょうと話しました。治療後、田中さんと向き合って高級霊様に、この八十八箇所の掛け軸の事をお伺いしました。

 

すると、もの凄く悪い波動が出ています。亡くなったご主人の病気も田中さんの病気も、息子さんのもう一つ違う顔の表情もすべてこの掛け軸が関係していました。田中さんは、そう言えばこの掛け軸をもらった頃から家の中が何か変になってきたと話し、今思えば納得がいきますと言いました。

 

早速に魂抜きをしました。そして、今日帰ったら庭でこの掛け軸を燃やしてしまって下さいとお願いし、魂を抜いてあるから何の心配も要りませんと説明しました。田中さんは、涙を流して喜んで帰りました。

 

多くの人が、幸せになりたい健康になりたいと、善いと思ってやっていることが逆に不幸の種となっている場合があるんですね。このように、知らないということは怖いことです。私も、こんなことがなければこのような事は分かりませんでした。

 

だから、皆さんにこのような事を知ってもらいたいと思います。むやみに、神社やお寺にお参りに行ったり、お札をもらったりしないでほしいと思います。つまり、皆さんが考えている常識とは違うからです。

 

神社や寺に祀られている御神体やご本尊は、すべて霊界の霊人です。その霊人が、霊界の光明界にいるか、暗黒界の悪霊かです。光明界の高級霊か中級霊の霊人ですと御守護もあるでしょうが、暗黒界の霊人を祀った社寺だと御守護どころか障りを受けることになります。

 

高級霊様に伺うと、神社や寺の御神体やご本尊は、ほとんどが光明界でも下層の低級霊とか暗黒界の霊人だとのことです。先ほどの不動明王と十三仏は、暗黒界の悪霊だそうです。お寺さんによっては、善い不動明王はいませんかとお伺いしましたが、不動明王は全部悪いとの答えです。

 

高級霊様も、仏像などは単なる偶像に過ぎないとハッキリ申しています。偶像を崇拝しても何の意味もなく、かえって危険であることがこのような話から充分ご理解頂けたことと思います。

 

ですから、交通安全だといって車の中にお守り札をつ吊るしたり、お守りを身に着けたりしている人がいますが、このようなものは車に付けたり身に着けたりしない方が良いことが分かりましたので、急いでこのようなことを書かせてもらっています。

 

今まで、誰もこのようなことは言わないし、書いてはいないと思います。私は決して、神社やお寺さんの邪魔をする考えではないのです。信仰心も大切ですし、正しい神仏に手を合わすことも、感謝することも大切な事は人一倍よく分かっています。

 

だから、悩みや困る事から皆さんがよくなってほしい、皆さんと神様との橋渡しの役をさせてもらって、皆さんが少しでも幸せになってほしいと願ってこのようなことをさせてもらっています。

 

その結果から、このようなことが分かってきたということです。私はいつも言う通り、お金や名誉欲でこんなことをしている訳ではありません。神仏の悪口を言うと、罰が当たると怖がる人がいるかと思いますが、私は嘘も誇張も言っていません。真実の結果をお伝えしているだけです。

 

この事に関しては、異議を唱える宗教人や霊能者、神主さんも居られることでしょう。どれが正しくて、どれが間違っていると争う気持もありません。ただ、このような以上のことをすると、悩み困っている人が急激に善くなり運勢が好転するからです。

 

私には結果だけが頼りで、問題は皆さんが善くなることだけを考えています。このようなことを読んだからといって、この世に神様はいないんだなんて思わないで下さい。この世は神様(創造主)の支配する世界です。神様は、間違いなく存在します。

 

神様は大愛で、私たち人間すべての親です。私たちは、神様というものを自分の都合のよいように考え、神様にしているだけなのです。神様は真理です、不変です。人間が考えて創り出すような神様ではありません。

 

苦しいときの神頼みで、私たちは自分の都合のよいように神を創っているのです。祈ることによってご利益を頂ける神であり、困ったときに祈れば助けてくれる、すがって何かを依存できる、そんな神だと思っているのです。

 

本当の神とは何か、今までの『心の友』誌の中にも詳しく書いてありますので略しますが、教会に行ってイエス様を拝む、お寺に行ってお釈迦様を拝む、これだけが信仰でしょうか。イエス様もお釈迦様も、拝まれて少しも嬉しいとは言わないと思います。

 

人間を拝むのではなく、真理を祈りなさい、宇宙の法則に感謝し自分の心をつくりなさい、心を磨きなさいと、きっと言うと思います。イエス様やお釈迦様は、皆さんと一緒に歩くことは出来ても、皆さんを背負って歩くことはできないのです。一歩一歩自分の力で歩くより方法がないのです。

 

だから、神仏にすがるより、自分の魂に内在する神性を磨くことだと思います。この神性は、根元の創造主(神様)と同じものだからです。一般の人は、滝に打たれたり座禅をしたり、厳しい修行をして、難しい教義を学ばなければ幸せは手に入らないかに考えている人もいるかと思います。しかし、そんなことはありません。

 

ごく普通の平凡の生活の中に、極楽の世界は創られます。どうぞ、神社仏閣巡りをして他力にすがるのではなく、誰にでも与えられている自分の神性を高めていくことが大事だと私は思います。

 

[解説] 大神様・親神様から直接聞いたわけではなく、宮下先生がフーチで高級霊と会話して得た知識であるため、多少ノイズが入っているかもしれませんが、内容は概ね真実なのだろうと私は思います。特に、田中さんの実例は、事実に基づいているので、掛け軸が悪い波動を出して災難をもたらしていたのは本当でしょう。