私は、毎日毎日、「世のため人のために働かせて下さい。神様に少しでも恩返しの出来る生き方をさせて下さい」と祈っています。ただ、その思いだけで生きています。これは、別に格好をつけているわけではありません。

 

UnsplashAndre Benzが撮影した写真

 

私が思うのではなく、何か目に見えない力によってそう導かされ、そう思わされているようです。私自身、特別な修行をしたわけでもなく、特別に心をみが磨こうと意識したわけでもありません。

 

こういう人生を歩こうとか、はっきりした目的もあった訳ではありません。気がついたらこんな人生を歩み、今では、これが楽しく満足した生き方になっているだけです。以前にも申し上げましたが、私は名誉もお金も何も欲しいものはありません。また、何の心配もありません。

 

ただただ、あの世への旅立ちの日まで、少しでも世界平和の構築に役立てればいいなあと思っているだけです。今の生き方が一番楽しく、生き甲斐があるからです。

 

次に、私の私生活を紹介させて頂きます。皆さんは笑うかも知れませんが、ここ二、三年は、午後の七時には床に就いてしまいます。治療院での仕事が終わって、家に帰って来るのが五時半頃です。

 

夏なら、庭の草花に水やりをして一息つきますが、冬は何もしません。帰ってすぐ風呂に入り、六時から夕食です。夕食には、毎晩、晩酌をします。医者は、休肝日をつくった方がいいですよと言いますが、私は三百六十五日飲んでいます。仕事も精魂込めた一日ですから、帰宅すると疲れが出ます。

 

でも、私の場合は皆さんと少し違うのです。前号の『心の友』誌でも話させて頂きましたが、昼でも夜でも休みなく私の身体(幽体)を通して神様が、あの世の助けや宇宙の他の星の霊人との交流、宇宙の軌道の修正などに使って下さっているからです。

 

昼間は、肉体が治療の仕事をしていますから幽体の使い方はやさしいですが、夜は、大きな仕事に私の幽体を使われるのです。ですから、午後七時になると起きているのが我慢できなくなり寝床に入ります。

 

最初の頃は、妻があきれて「もう、寝るの」と言っていましたが、この頃は習性になっているため何も申しません。どうせ神様が身体を強く使う時間帯だよと言っても、何の意味か分からないから、詳しい話はしません。

 

神様が使う用途によって、私の身体は背中が張ったり、頭がボーッとしたり、だるくなったり、のど喉がいがらっぽくなりむせたり、足が痛くなったり、と様々です。

 

喉が変なときは、ほとんどが暗黒界の助けです。夜の睡眠でもほとんど眠れない日もあったり、気持ち良いくらい眠れる日もあります。大きな助けをするときは、一週間か十日くらい昼夜にわたり異常に体調が崩れることもあります。

 

こんな時も、昼間の仕事はいつもと同じですから身体はかなり疲れます。でも、自分の身体が疲れたとしても、大勢の苦しむ霊の人達が救われるなら嬉しいと思っていますから嫌だと思ったことは一度もありません。

 

こんなことを申し上げても、体験しない皆様には何の事か分からないと思いますが、これが実状です。午後の七時頃になると、神様が私の身体を強く使うための準備に入っているのだと思います。だから、たまらなく眠くなります。

 

また時々、床に就いてから後に当院の患者さんから緊急の電話が来ることもあります。「子供が苦しがって大変ですから助けて下さい」とか、「体調が急変して救急車を呼んでいるけれど何とかして下さい」とか…。そのような時は、妻が呼びに来ますからすぐに起きて神様にお願いします。

 

すると、ほとんどの人が良くなります。翌日に、私の治療院にお礼の電話が来ますから判ります。この頃は、患者さんも私が早く就寝するのを知っていますから、よほどのことがないと電話はかかってきません。

 

午後七時に床に就き、夜中の十二時半か一時には起きます。起きるといっても目が覚めているだけで、別に机に向かうわけではありません。毎夜、一時頃から三時頃まで神様と交流しています。交流といっても、神様は何も話してくれません。

 

ただ一方的に私が、宇宙の真理や…、なぜ不幸や病気が起こるのだろうか…、霊界についてとか…、いろいろな事を考えます。不思議と日常生活の雑用の事は考えません。そうすると、インスピレーションというか啓示というか、何かヒラメキがあります。

 

これをメモしておいて、翌朝にフーチ(神霊交信用の器具)を通して神様と会話します。そして、納得し自分の知識とします。この知識が『心の友』誌に書かせてもらっている内容です。ですから、他の宗教や色々の教祖等の言っていることを参考にしているのではないのです。

 

内容が似ているところもあれば、また違う点もあるかと思います。どれが正しくて、どれが違っているとか、争う気持もありません。私には、教祖になるつもりも、また新しい教えを説くつもりも考えもまったくないからです。

 

私は、皆さんにこんな事を読んで頂いてこんな事もあるのかと、こんな事を知ることにより少しでも幸せになったり、心に生きる希望を持ってもらえれば嬉しいだけです。『心の友』誌の中に書かせて頂きましたが、「先祖の障りと助け」や「前世の色々の因縁を解決する…」の内容も作り話ではなく、実際に毎日行っていることです。

 

だから、信じようと信じまいと、皆さんの自由です。でも、このような事をすることにより皆さんが良くなっているのは事実です。それでは、私が寝床の中でどんなことを考えているか、少し紹介させて頂きます。

 

〈ある夜のこと‐①〉

 

創造主(神)は、私たち人間を創って下さった。だから、創造主(神)は私たちの親である。親の立場になって考えると、親(神)は世界中の子供がみんな仲良く助け合って霊性を磨き、あの世もこの世も共に陽気暮らしをさせてやりたい思いである。

 

ところが、世界中を見渡すと日本やアメリカ、ヨーロッパの国々のように豊かな暮らしをしている国の人口は、世界の総人口の八パーセントしかない。ほとんどの人は、食べる物にこと欠き、飲み水にも苦しんでいる人が多い。これが、現状である。

 

豊かな日本においては、内容も満たされて感謝しなくてはならないはずなのに、国民の心は荒れ不安な世情を表わしている。決して、陽気暮らしとは言えない。創造主(神)の心は、あの世もこの世も平和で幸せな世界になる事を望んでいるのに、なぜ平和にならないのか…。私に出来ることは何か…。私は、この歳まで何の不自由もなく幸せに生かさせて頂いている。

だからこれからは、神様の道具として少しでもあの世とこの世の平和づくりに使って頂かなければならない。こんなふうに考えて翌朝神様にお伺いすると、この世が平和になるためには、まずあの世の大掃除が必要とのことです。

 

あの世からの悪霊の憑依が、この世の権力者や政治家や、そして一般人を悪の方へ悪のほうへと引っ張っているからだと教えて下さいます。でも、ほとんどの人はあの世があることは信じないし、あの世の影響をこの世がこれほど影響を受けている事は誰も知りません。また、こういったことを信用しません。

では、私に出来ることはと言えば、人に変な目で見られても良いしバカにされても良いから、あの世の掃除とこの世の掃除を少しでも手伝わせて頂きたいと考える。