こんにちわ!

 

今回も前回に引き続きまして「尿管結石」知ってますか?」の最終回「人生初の入院編」を書かさせて頂こうと思います。人生初めての入院と人間模様を中心に自分自身の記録としても書き残しておこうと思います。「いゃいゃ、俺・私は今のところ入院なんて大丈夫そうだから、その時に考えますゎ」と捉えているご同輩も是非、お付き合い頂ければ幸いです^^何故なら私も昨今までそちら側の人間だった訳です。つまりは「明日は我が身」と言った所も無きにしも非ず^^。さて、再三の繰り返しですが「初めての入院」しかも一週間。長かったなぁ…いつも誰かが入院すると冷やかし程度に菓子折りでも持って「大丈夫ですかぁ…」などの常套句をぶる下げて見舞いに行っていた自分が1週間の入院。考えもしない事でした。振返れば、ある休日の午後、「尿管結石」から来てる「腎盂腎炎」38度以上の熱に襲われ休日診療の総合病院を救急受診した事から物語は始まりました。病状や状況は既にpart1・part2にて書き記した通りに成ります。宜しければご覧ください^^

【入院者と外来者】
まず総合病院とも成れば当然、入院者と外来者が居る訳です。そして館内は両者が同じ空間を共にするのです。入院者は同じパジャマなどをまとい御決まりの点滴棒などを転がしながら歩いている。そして館内のコンビニやエレベータなどを共有する訳だ。外来で来院した際は、正直その様な入院者を「あ~可哀そうになぁ…何の病気なんだろう?まぁ自分は薬貰って帰るだけだからよかった…」などなど、ある種「勝ち組?」に成ったような感覚で見てしまう情けない感情が薄っすらありました。今にして思えばその立場は日替わりなのだ。実はその「可哀そうな入院者」は明日退院で、私服に身をまといコンビニでコーヒーなど買ってる自分は診察後に「明日から入院してください」と言われかねないと言う事です。そんな事とは裏腹に多少の入院のメリットも見え隠れしました。外来の場合(持病処方箋のみは除く)受付後、数時間待たされて、やっと呼ばれる。短時間で病状などを上手く伝えられぬままに医師診断→検査でも待ち時間。また医師から呼ばれるまで待ち時間。診断結果を聞いても理解出来たか出来ないかの狭間で診察室から退出。やっとの事で会計し、処方箋貰うのに、また待ち時間。薬を飲み切り良くならなければ同じ事の繰り返し。しかし入院者の場合は検査するも診察するも処置するも全て病室に居て必要に応じ「予約してあるので、◯時にレントゲン撮って来て下さい」「採血しまーす」「後で飲み薬持ってきますね」などなど対応してくれる訳です。何なら朝夕と主治医が来てくれて話を聞いてくれる。ついでに大谷翔平の話題を話しつつ、他の部位でちょっと調子が悪いところも聞いたりして薬なんかも出してくれます(笑)しかしながら、この「ついでに」は、医療を受ける上で非常にメリットが高いと感じます。当然、疾患内容や重度・軽度、時と場合により考え方は大きく異なりますが正直、考え方次第では入院もメリットが無い訳ではないと感じました。

 

【病 室】
私の場合は少し大げさだが「緊急入院」と言う形だったので、病室は6人部屋。当然と言えば当然。初日は痛みやら寝返りが打てない事や、体に繋がれた管・管・管で一睡もできない状態。2日目の夜を迎え少々冷静さを取り戻した時には同室患者さんの、いびき、寝言、歯ぎしり、そんな戦いが待っていました。また致し方ありませんが、ご老人に関しては昼夜関係なくおむつの交換・都度の照明点灯、異臭などもあります。カーテン1枚を挟んで1メートル範囲にいること、つまりカーテンがなければ添い寝状態に近いという事。そんなことで2日目も十分な睡眠は取れず、事前に「1週間は入院ですね」と言われていたので「これは持たない」と直感し、多少の金額は上がるが個室に移動させてもらいました。個室はビジネスホテルほどの部屋でトイレも付いていました。ここで5泊するわけですが、当たり前ですが、ストレスはかなり軽減されました。ここで私が感じた事は1日、2日の入院であれば相部屋も良いかもしれませんが、1週間前後と言われた場合は必ず個室にした方が良いでしょう。あくまでも病気が原因で入院をするわけで、病状や内容にもよりますが、逆にストレスになったのでは元も子もないと痛感しました。未経験の方はぜひ参考にしてください。(どこでも寝れる方、立っていても熟睡できる方は大丈夫かもしれません  笑)

      

【看護師さん】
入院中におんぶに抱っこになるのが看護師さんだ。今回改めて医療従事者の大変さを目の当たりにするわけだが、コロナ時代にニュースなどを通じ、医療従事者の多忙性が映し出されているものに対し、正直どこか他人事だったように思える。いや正確には私だけではなく医療従事者に関連しない職業の人間は皆私と同じ目線でわなかったのだろうか?「大変だろうとは思うが、深くはわからない」こんな感じなのだろう。実際若い女性たちがやりたい仕事かと言えば、お世辞にも頷ける仕事ではない。昼夜逆転の生活、年寄りや障害者のおむつの交換、時には男性の見たくないものまで見なければならない。改めて国は医療従事者に対し補助金等をさらに出すべきではないかと実感した。以前私は常用薬をもらうために通っていた病院の看護師が使う「タメ口」に違和感を感じたことがあったが、入院中はその「タメ口」に心救われた。人間と言うのは弱った時に、親しく優しく接してくれる人が神・女神に見えてしまうと言うのも頷ける部分があるのだろうか。身内と話せている感覚は精神的に大きかったと言えよう。また具合が悪かったり用有りの際はボタン一つで笑顔で登場してくれる。もちろん作り笑顔だろうが少なくとも「笑顔」で患者を迎えてくれるわけだ(全ての看護師さんとは言わないが 笑)しかし中には志を逸脱した看護師の方も居るのも事実だ。素人発想で恐縮だが、昨今話題の「カスハラ」含め患者は病状の辛さや不安から何しろ好きなことを言う。それに対して感情を抑え自分を押し殺し、対応に励まなければならない大変な職業だ。どの職種もそうだが、とりわけ性格的には向き不向きが大きく左右する職種だと言うことを肌で感じた。しかしこの職種「自分に出来るか?」と自分に問えば恥ずかしながらハッキリ「出来ない!」と言う答えしか浮かばなかった。

     

【病院メシ】
入院をすれば疾患内容に応じてメニューは異なる。しかし病状に大きく影響のない患者は凡そ同じメニューに成る。初日に運ばれてきた時は正直ため息が出まして1/3程度しか食せませんでした。それは病状に対する疲労困憊感が故、十分に冷えた食事は食べられませんでした。しかし不思議なもので病院メシとは言え、一週間も居ると半ば頃から食事が楽しみになって来ます。あるいは健康を取り戻してきたが故の証なのかもしれません。昨日より今日、今日より明日てな具合に食器のふたを開けるのが楽しみになるのです。サザンの桑田さんが行く事で有名なビクタースタジオ近所の「ステーキ屋さん」のステーキは個人的に大好物で「ご褒美!ご馳走!」で足繁く通ってますが、その「ご馳走」とは違う期待感と充実感があるのは間違いありません。また、楽しみになったとは言え、そっけない食事には変わりがない病院メシ。私の場合は特に食事制限などなかったのも幸いし、下のコンビニで「江戸紫」や小型の「醤油」「ケチャップ」「マヨネーズ」などを購入して食すなど、ささやかな楽しみにもなってました^^そしてある日の献立で「カレー」が出てきました。やはり日本人はカレーが好物なのでしょうか?病棟内や介護中の看護師さん、あちこちから朧気ながら「カレーだ…かれーダ…かれ~…」あちこちから声が漏れてきてました。もちろん「ナン」などで食べる香辛料の利いた本格的なカレーではない。甘めの子供用的なカレーだ。しかしカレーなのだ (笑) 言うまでもなく、私は完食しました。この感情はどこかで味わったような感覚でした。思い出されたのは小学校の給食の時に豚の脂身ばかりで作られた薄いスープカレー。それでもメニューには「カレー」と出ていて楽しみにしていたことが思い出されます^^

       

                                      ※写真はイメージです

 

いやはや「初めての入院」はイキナリやって来るものでした。当然ですが「鉄腕アトム世代」のご同輩に置かれては既に何度も入院を体験されてる方や、以前の私同様に未経験の方々も多いと察します。総じて「入院生活」はお世辞にも「快適」などと言えるものではなく当り前ですが体験したくないイベントになります。とは言え皆さん年齢と共に1度は体験せざる終えない避けられないイベントなのかもしれませんね。事の大小は別として皆、平等に歳とともに、その日は突然やってくると思います。因みに私事ですが後日談として一連の「腎盂腎炎」からの完治により3泊4日に及ぶ「結石破砕術」も無事に終わりお陰様で「尿管結石」の痛みからは半永久的に?解放された私ですが「結石」を持ってる方は「今は痛くないから大丈夫」と受け取らず「これは横道逸れると大変な事に成る」と意識し異変(発熱など)が出たら迷わず即座に総合病院に行く事をおすすめします^^

 

  3回にわたる「尿管結石知ってますか?」お付き合いありがとうございます^^
             皆さんもお身体ご自愛ください。

 

                           鉄腕アトム世代世代「我行く旅の途中は予期せぬ事ばかり」まさにその通りですね^^

 

            本日も訪問ありがとうございました!