Museへ最初に何を頼むか。ホテル3件の比較例で、条件・比較列・完成物まで伝える依頼を作ります。

・ホテル3件を比べる、条件・比較列・完成物まで指定した依頼文
・総額・朝の移動・キャンセル条件を同じ前提で読む方法
・不足した列だけ直し、自分の別の用事にも置き換える方法

答えを先に

FacebookやInstagramの会社が出したAI、Museが日本でも使えるようになりました。

でも、アプリを入れて「何ができますか」と聞くだけだと、便利さをつかめないと思います。

最初に任せるなら、僕は「出張先のホテルを3件比べる」くらいの、答えを確かめられる仕事から始めます。

今日は、その頼み方を最後まで1つ作ります。

Museに何を渡すのか、返ってきた表のどこを見るのか、無料の範囲から始めるときに何を確かめるのか。

見終わったら、自分の用事を1つ、同じ形で頼めるようにします。

相談と成果物の違い

今回日本に来たMuseは、MetaのパーソナルAIエージェントです。

同じ名前のモデルもありますが、ここでは日常の依頼を受けて作業を進めるアプリの話をします。

Metaは10月23日、日本でiOS、Android、Webから提供すると発表しました。

無料では使用制限があり、必要なら有料プランを選ぶ仕組みです。

僕がここで注目しているのは、相談したいのか、作業を終わらせたいのか、という違いです。

たとえば「出張の準備って何が必要?」なら、まず知識が欲しい。

一方で「この条件に合うホテルを比べて、判断できる表を作って」なら、手元に欲しいものが決まっています。

今日は後者の依頼を作ります。

エージェントという言葉を覚えるより、「自分がいつも開いているページと、最後に作るもの」を思い浮かべる方が早いです。

ホテルの候補を探す、料金を比べる、移動時間を調べる、リンクをメモする。

普段自分が往復している作業を、ひとまとまりで渡すイメージです。

最初の依頼を完成する

ここからは説明用の出張例です。

実在のホテルの料金や、Museで実行済みの結果を紹介しているわけではありません。

来月、初めて行く街へ1泊する。

会場には朝9時までに着きたい。

予算は1泊1万2,000円まで。

この条件で考えます。

AIに仕事を頼むときは、「何を探すか」だけでなく「何を比べて、何を返すか」まで伝えると、自分が判断しやすくなります。

ホテルなら、宿泊日、会場、予算、朝の移動時間を渡す。

そして候補を3件、総額、キャンセル条件、会場までの移動時間、確認元のリンクを1つの表にしてもらう。

予約まで頼む必要はありません。

まずは、その表を見て自分が選べるところまでを1仕事にします。

依頼文はこうです。

「来月の出張で泊まるホテルを3件比較してください。

宿泊日と会場は次に伝えます。

予算は1泊の総額で1万2,000円まで。

会場へ朝9時までに着ける候補を優先してください。

総額、キャンセル条件、朝の移動時間、確認元のリンクを表にしてください。

不明な条件は推測せず、先に聞いてください。

予約はせず、比較表を完成させてください」。

大事なのは、長い魔法のプロンプトではないんです。

自分が選ぶときに必要な項目が入っていること。

たとえば安さより、乗り換えが少ないことを優先したい人もいます。

その人なら「最安順ではなく、朝の乗り換えが少ない順」と足す。

AIにとって一般的なおすすめと、自分にとって助かる候補は同じとは限りません。

表を読む3つの視点

比較表が出てきたら、きれいに並んでいるだけで選ばないでください。

僕なら最初に、料金が宿泊日の総額になっているかを見ます。

「最安料金」と書いてあっても、自分が泊まる日や人数の値段とは限らないからです。

次に、移動時間の条件。

徒歩だけなのか、朝の交通機関を含むのかで判断が変わります。

最後は、自分が妥協できない条件です。

キャンセル可能な期限なのか、チェックインに間に合うのか。

候補が3件そろったとしても、この条件が抜けた表なら完成ではありません。

直すときは「もっと良いホテル」ではなく、「キャンセル可能な候補を残して、期限を各行に足して」と、足りない列を指します。

AIの比較表は、候補が多いほど良いとは限りません。

たとえば10件全部に「おすすめ」と書いてあったら、結局自分で調べ直すことになります。

3件なら、価格、移動、変更のしやすさの違いを読める。

最後に「自分の条件ならどれを選ぶか、その理由を1行で」と頼むと、判断の理由も確認できます。

その理由が条件と合っていなければ、そこで直せます。

ここで紹介した比較の列や依頼文は、僕が説明用に組み立てたものです。

Museが毎回このとおりの結果を出すと保証するものではありません。

最初の1回は、リンク先と表の条件が合っているかを見る。

それで何が任せやすいかをつかんでから、少しずつ範囲を広げると使い方が具体になります。

接続と提供予定

Museはほかのアプリやサービスにつないで使えますが、最初から生活を丸ごと預ける必要はありません。

さっきの比較表づくりなら、まず必要な日付と場所を自分で伝えて試せます。

メールから予定を探してほしいなら、その時点で接続する意味が出てきます。

連携するサービスの数を増やすこと自体が目的ではありません。

ニュースの見出しでは、日本のいろいろなサービス名も出ています。

ただ、Metaの日本発表でメルカリ、マネーフォワードME、チケットぴあは「連携を進める」と書かれています。

日本提供が始まったことと、それらの連携が全部今日使えることは分けて見てください。

自分のアプリで選べる機能と、これからの予定を混ぜると、使えるはずなのに見つからない、という状態になります。

同じように、無料で始められることと、無制限で動くことも別です。

最初の比較をどこまで任せられるか試して、実際に使う仕事が見えてからプランを考えればいい。

いきなり高いプランを選ぶ前に、「自分は毎週何を頼むのか」を1つ言えるようにしたいですね。

自分の仕事へ移す

この考え方は、ホテルだけではありません。

読書会の会場なら、参加人数、駅からの距離、必要な設備、総額。

仕事用のマイクなら、使う場所、接続する機器、予算、必要な端子。

比較する条件を自分の用事に入れ替えれば、最初の依頼を作れます。

AIに頼む仕事が思いつかないときは、昨日自分が3つ以上のページを開いた用事を思い出してみてください。

その中で、同じ項目を何度も見比べていたものはありませんか。

値段、日付、場所、仕様、条件。

その項目を表の列にすると、AIに頼む内容が具体になります。

「何でもできるAIを使いこなす」より、いつもの往復を1回減らす方が、最初の変化を感じやすいと思います。

今日やることは、1つだけです。

自分が比較したい用事を選んで、条件と、表に入れる項目を決める。

そして出てきた1行を、確認元まで開いて確かめる。

そこで役に立つと分かれば、次は別の条件や接続を足せます。

最初の1仕事から、自分に合うAIの任せ方を見つけてください。

特典案内と締め

今日の比較表の型と、ホテル以外にも置き換えられる依頼文を、概要欄のLINEで渡せるようにまとめています。

必要な方は「はじめの依頼」と送ってください。

条件、比較の列、直すときの伝え方まで1枚で使える内容です。

まずは本編で話した1つの用事で試してみてください。

よくある質問

最初に予約まで任せる必要はありますか?

今回は予約ではなく、自分が候補を選べる比較表を完成させる依頼です。

表の何を確認しますか?

自分の宿泊日の総額、朝の移動条件、キャンセル期限を確認元と合わせて読みます。

ホテル以外にも使えますか?

会場やマイクなど、自分が見比べる条件を同じ列にすれば置き換えられます。

今回の資料

Museで最初の1仕事を頼む比較表キットを用意しました。

公式LINEで「はじめの依頼」と送ってください。

https://utage-system.com/line/open/v5zofvPWc3tl?mtid=OD10n0AuSOoM

受け取ったら、自分が比較したい用事1つについて、条件と比較列を書く。

参考資料

https://about.fb.com/ja/news/2026/10/muse-personal-ai-agent-launches-in-japan/

https://www.meta.com/ja-jp/help/superintelligence/1331373868832401/

https://www.meta.com/ja-jp/help/subscriptions/1021145227643680/