親切心もコロナ渦の今となってはむしろよくない、そんな出来事が起こりました。
※でも最後はほっこりします。そんな話です。

今年はずっと花粉症の薬を一切飲まずヨーグルトは花粉症にいいらしいという母の教えだけを守っていこうと思ったのですが、


もうあんまりにも酷すぎてこれはヨーグルトの力だけでは太刀打ちできねーなと思い、


先日、遂にいつもの病院で薬を処方してもらい、近くのドラッグストアに行きました。


もうね病院もそうですけどドラッグストアもやっぱり混んでて、しかも皆クシャミしてるんでよね。


これは恐らく、僕と同じく「ヨーグルトで太刀打ちしようと思ったけど出来なかった」という同じ思考の持ち主達なのだと思います。



まぁ、そんなわけでねやっと薬も貰えたので、さぁ帰ろうと思って出口へ向かったんですけど


そしたら、レジでお会計してるおばちゃんがチャリーんって小銭を床に落としちゃって…


ほら、僕の体って60%の水分と、後の40%は思いやりで出来てるとこあるじゃないですか?

それで条件反射的に拾おうと思ってしゃがんだんですけど…












結構です!!





ってめちゃめちゃ大きい声で怒鳴られました。


うわ、また変な人やーー


って一瞬でその答えに辿り着いたんですけど、

腰が抜けたというか、あまりの突然のことに身動きが取れなくなっちゃって


僕はこのロダンの考える人みたいな姿勢のまま、考えました。


確かに今のコロナ渦では、親切心もありがた迷惑で、自分の物を触られたくないなって気持ちを持っている方はいらっしゃるかもしれません…

そういう意味ではある意味僕の行いは軽率だったのかもしれない。

ですが、こんな周りに人がいる中で怒鳴り散らすことあります?


しかも、よく考えたら小銭ってめちゃめちゃ不特定多数の人が触るものじゃないですか?


それをいちいち妖怪あずき荒い」みたいな感じで、小銭が手元に入る度に洗っているならもうそれはなにも言いませんけど、


絶対そんなわけないじゃないですか!

そんなことをね、このリアル考える人になりながら考えたら、なんか無性に言い返したくなって…

僕の体の40%の思いやりが完全に怒りに変わりにました。

それで言い返してやろうと思い、立ち上がろうとした瞬間…

なぜかその人の足元に目がいってしまい

そしたらその人の靴が…



 




上履きでした。





しかもなぜか小学校の…
















上履きでした。


そのせいでもうなんだか凄くノスタルジーな気持ちになり、ほっこりして何も言い返せませんでした。

ドラッグストアではその後ヨーグルトを買い、帰りました。

僕はそのままノスタルジーな気分に浸りながら、小学生の自分を思い返してみました。

上履きを履いてたあの頃の僕は、本当に好奇心のままに走り回っていましたが、

あの頃は何も分からなかったけれど、何も知らないからこそ無敵でした。

でも、いつしかそういう気持ちを忘れていました。

大人になるって怖いです…。

これからはもっともっと素直な気持ちで物事に向き合っていきたいなって思いました。

今考えると、あの時変なオバサンに叱られた瞬間が僕の人生のターニングポイントで、

もしかしたらあの人は僕に「気づき」を与えてくれた神様だったのかもしれないなって、思いますねぇ。



〜TO BE CONTINUED