今日(ブログを書いた日)、お仕事が朝から晩までありまして、夕飯を食べる余裕がなかったので、お腹を空かせて帰宅しました。



すると、鍵を開けた母の第一声が「早くない?」だったんです。



それで「えっ、どういう意味?」と思いながらもリビングの扉を開けたら…



ソファーで不思議な体勢で眠っている弟と、ガムを噛みながらスマホを弄る父がいて、母はなに食わぬ顔で家計簿をつけている…。



いつもなら「おかえり」とか何かしらのアクションがあるのに、皆僕の事なんて気にもとめないといった様子なんです。


そして、もう1つの大きな異変。



それは…



この部屋からは夕飯の匂いがしない。



可笑しいんですよね、ここまで匂わないのは。



というか逆に。



めっちゃ消臭剤のフローラルな香りがするんですよね。



それで、お腹ペコペコだっ僕はおそるおそる尋ねました。


僕「えっ、夕飯は…?」


すると、さっきまでスマホを弄っていた父が静かにスマホを置き僕に言いました。


父「…そうなります?」


全く意味が分かりません。


僕「そうなるとは?」


父「夕飯食べてないんだ?」


すると、さっきまで不思議な体勢で眠っていた弟が突如目を覚まし、言いました。


弟「正直に言おうよ。」


父「…そうだな。」


母「…。」


僕「えっ、何?」

一家に流れる重たい空気。


父「今日の夕飯は…なんとぉー…焼き肉でしたー⤴」


弟「でも、これはそうちゃんの高校卒業のお祝いなんだよ。」


母「というわけで、あんた、お茶漬けでいいかしら?私、疲れちゃったから。」



いやいやいや



全く意味が分からない。


100歩譲って、僕を差し置いて焼き肉屋に行ったのは許せても


お祝いって!!


僕の卒業のお祝いって!!


僕なしで?


そして、お茶漬けって!!


何この仕打ち。


無茶苦茶な理由。


どうせなら、僕抜きで焼き肉屋に行ったなんて知りたくなかった。


最後まで隠し通して欲しかった。


この感じはきっとアレと似ていると思いました。



「浮気」



僕は浮気をしたこともされたこともないですが、もし浮気をされたらきっと、隠して欲しいタイプだと改めて感じました。


だって、知らなければいつもと変わらない平穏な毎日が続くじゃないですか。


そして、僕はこの怒りの矛先を家族にぶつけませんからね。


僕抜きで焼き肉屋にいかせてしまった、不甲斐ない自分と焼き肉屋にキレてますから。


これは「浮気」に置き換えると


愛されなかった自分と「浮気相手の男」にキレるという事になりますね。


確かに、大前提として「浮気」は絶対にさせないですけど、「浮気」が起きたら隠して欲しい。

しかし、そんな偽りの平穏な日々は、本当に幸せな日々と言えるのでしょうか?そんな生活に意味があるのでしょうか?という疑問も生まれます。



では、「浮気」が起きたらどうしたらいいのか?



彼女を責めればいいのか?浮気相手を責めるか?自分を責めるのか?

そう、起きてしまったのなら、男として次の行動を起こさなきゃいけない。


でなければ、



こんなフローラルな空間でお茶漬けを食べる事になる。



この焼き肉事件を機に。



僕は新たな自分に気付く事ができて本当に良かったと、今前向きにお茶漬けを食べています。