「普通に美味しい」という言葉は人をイラッとさせる素晴らしい言葉ですねって、以前どこかで書かせて頂きましたが、
それは、友達の家で僕がなぜかチャーハンを作らされ、友達はテレビをみながらソファーでふんぞり返り、逆じゃね?と思ったのですが、僕はまんまと乗せられ、チャーハンを作り、そのチャーハンの感想が「うん、普通に美味しくね?」だったので、本当にイラッとしたというお話なのですが。
今日、また素晴らしくイラッとする言葉に出会えました。
「食べたいけど、我慢するよ。」
...これは、マジでイラッとする言葉でして、もはや、感動すらしました。
本当に深いんです。
この言葉は、ラスイチ(最後の一つ)の時に主に見られるのですが、
これを言われると大抵の人が気持ちよく食べれませんから。
そして、この言葉の最大のポイントは、まず、結局我慢出来てないというとこなんですよね、本当に我慢してたら何も言わないはずなんです。
------では、なぜこんな事言う必要があるのか?この疑問は僕が一生をかけて解明しなければいけない謎だと思っています。
しかも、この言葉には人をイラッとさせる高度なテクニックが隠されています。
まず、この言葉を大きく二つに分けると…
「食べたいけど」= 自分の本音・真の主張。「我慢するよ」= 建前、しかも、「我慢するよ」はあたかも強制された感があるのです。
どうして、こんなにイラッとする言葉があるのか?僕はこう考えることにしました。
イラッとする言葉が逆に、日本の素晴らしい言葉を引き立たせている。イラッとする言葉があるから、愛のある言葉の価値が高まっている。そう考えるとなんか....許せませんか?
まぁ、僕は許せないんですけど。
あー、寒いけどアイス食べたいなー
でも...『食べたいけど我慢するよ。』
いや、買ったけど上唇にあててるだけだから
全然食べてないよ?ほーら...
食べてな~い!食べたいけぇーどぉー
食べてな~い。
END。