はじめまして、SNSで投稿したり、コメントしたり皆とやり取りして様子を見ているうちに私も本格的にブログを書いて自分の学んだ事を客観的にまとめたり、より交流を深めるきっかけにしたり、ニワトリな頭🐓の私の忘備録にしたいと思います。不勉強なところもございますが末永くよろしくお願いしますm(__)m

哲学神学の共通点は時代、文化による共通の規範が無い事、そして、昔に書かれた著書も字義通り捉えず昔の社会、文化の状況も考慮して現代の私たちの存在、状況に適用して解釈して、批判的(より分けて解析する事)に判断する事は物事を中立的にしろ、懐疑的にしろ危機的状況で判断して意思決定していく力になります。

 

 始めに神学ですが、信仰を前提として宗教について理論的考察をしていく学問で、本来は色々な宗教で神学部がありますので区別するために正式にはキリスト教神学と呼びますが、宗教系の学問では規模が大きいので神学と言えばキリスト教神学の事を指す事が多いです。Theologyの語源はギリシア語のθεολογια。θεος (神)および λογος(言葉)の合成語。「神についての議論(学問)」という意味です。[1]その中でも、キリスト教神学はイエス・キリストへの信仰を絶対前提として、キリスト教神学者は、聖書を釈義し、分析し、また、理解を助け、講解し、キリスト教を弁護し弁証する。 神学は神学者にキリスト教の真理をより理解させ、キリスト教と他の伝統を比較し、批判者からキリスト教を守り、教会の改革を助け、伝道を進め、現代の必要に役立てるためにある。[3] 私なりの解釈にはなりますが、使徒たちがイエス・キリストから直接選ばれて学び、そして、何らかの形でイエス・キリストの復活を体験して宣教した伝統を形式的なものではなく、客観や主観に分けられる前のいまある私たちの現実存在(哲学で実存)を考察して現代に適用して行くべきだと考えてます。

分野も多岐に渡り、哲学的神学、歴史神学、聖書学、組織神学、実践神学、現代の神学的課題などで、近年では経済、社会、経営学、数学基礎論など学際色が強くまさにフロンティアな世界でワクワクする世界です(^ ^)。有名な神学者として、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、カール・バルト、カール・ラーナー、ベネディクト16世(ラッツィンガー枢機卿)、ハンス・キュングなどです。

 

 次に哲学ですが、これは決まった方法を規定する物が無く、根本的な共通点があると期待するとことごとく裏切られます(少なくとも私の頭では一生無理です💦)。時代、場所、人によって定義、考え方にも細かいところから大きなところまで様々で、これは哲学という学問の対象が決して一定していないことを示しており、哲学はまさにその字義のとおり「知を愛する学」とでもいうほかに仕方ないような特徴を備えています。古典ギリシア語の「フィロソフィア」(古希: φιλοσοφία、philosophia、ピロソピアー、フィロソフィア)という語は、「愛」を意味する名詞「フィロス」(φίλος)の動詞形「フィレイン」(φιλεῖν)と、「知」を意味する「ソフィア」(σοφία)が結び合わさったものであり、その合成語である「フィロソフィア」は「知を愛する」「智を愛する」という意味が込められている。この語はヘラクレイトスヘロドトスによって形容詞動詞の形でいくらか使われていたが、名称として確立したのはソクラテスまたはその弟子プラトンが、自らを同時代のソフィストと区別するために用いたとされています。[2]有名な哲学者として、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、カント、ヘーゲル、ニーチェ、サルトル、ハイデッカー、フーコー、そして現代ではユルゲン・ハーバマス、マルクス・ガブリエルなどです。個人的に興味を持って考察する事が多いのは、経験と観念をどのように統合して、我々はどこまで認識できるかの認識論を深めるドイツ観念論の『純粋理性批判』、『精神現象学』などカント、ヘーゲルの著書。主観、客観に分けられる前の具体的、個別的、特殊な人間の現実存在である普遍に対する「実存」を「本質」より重視するべきと説いた『力への意思』、『存在と無』などのニーチェ、サルトル、すでに開示されている「存在者」の分析ばかりで存在者の「存在」をないがしろにして「存在忘却」してた状態から転回して「存在」を問うべき説いて解釈学的存在論としと、存在論の復権を意図した『存在と時間』のマルティン・ハイデッカー、そして科学的に全て説明出来ると言う還元主義に警鐘を鳴らし、新実在論で哲学の必要性はまだあると説くマルクス・ガブリエルです

 

 哲学と神学は共通した方法論を使うことが多くて私の知る範囲トマスアクィナスがアリストテレスの哲学を本格的に取り入れた思いますが、初代のキリスト教会の共同体のためにいた教会の教父たち、それ以前のユダヤの人々もギリシャ文化との交流があったので十分に影響受けています。

 

 終わりにまだまだ示せるべき内容は多いのですが私の都合で一旦区切らせて頂きます。初回から直接的な引用が多く、しかも分かりずらくなり私の非力さを露呈させてしまいました。参考までに増田祐志編『カトリック神学への招き』上智大学出版を上げます。この本は私のカトリック信仰の神学を全般的に取り上げており、なおかつ初学者のも分かり易く読んで熟考出来ると思います。哲学では『ソクラテスの弁明』をオススメします。初学者でも読み易いのと示唆が多いので何回読んでも得るものが多いです。最後までお付き合いありがとうございます。一部ですが私の尊敬する知の巨人たちの画像をUPしておきます。不定期になるとは思いますが今後も哲学・神学とその視点で切り込んだ話し、後は出来ればユーモアな面白話も書きたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。(^_^)

 


[1] 神学フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

[2] 哲学フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

[3] キリスト教神学フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

サルトル

マルクス・ガブリエル

トマス・アクィナス

ハンス・キュング