【台湾の震災対応の迅速さ】
台湾東部沖地震では
発災後、3時間での避難所の個室テント、シャワー設備の設置、
あたたかい食事、避難民がリラックスするための
マッサージ師の手配ととても目を見張るものがありました。
台湾ではテレビゲームまで発災3時間で設置していました。
【→日本では】
一方、能登半島地震では発災から5日後にようやく食料が届く有様。
寝床はダンボールや布団を自宅から持ってきて休む。
もちろん個室テントなどありません。自家用車で寝泊まりする人や
自家栽培用のビニールテントで暮らす人。
あまりにも日本の能登半島地震での避難所の惨状、
車での避難民を見ていたので同じ地震多発国である
台湾と日本の落差にびっくりしました。
【台湾のインフラ復旧の迅速さ】
台湾では山津波、落石で寸断された道路も
発災から2日後、昨日に復旧し、孤立していた人々が
自宅に帰ることができていました。
【→日本では】
かたや能登半島地震ではようやく最近になって復旧、全面開通。
道路が寸断されているから物資が届かないと岸田は言ってましたが、
岸田は発災当日の夜、テレビ番組に生出演していました。
己の保身のための政局について笑いながら番組キャスターと
呑気に話している岸田の姿を見て、なぜ番組出演を見合わせて
全力で震災対応しないのか怒りが湧きました。
そして翌日には経済団体との新年会にも呑気に出席していました。
【台湾のLINE連絡による災害システムの優秀さ】
今回の台湾東部沖地震で避難所開設、
民間手作りの食事の手配などが迅速に行われたのは
2018年の同じ花蓮市での大地震後、縦割り行政ではなく、
LINE連絡による官民(政府各省庁と民間企業)が横断で連携する
災害支援システムを構築したことによるものだそうです。
災害が発生するとLINE連絡で
まず各省庁が横断で支援・確認実行を
迅速に行っていました。
その間、わずか15分ほど。
そして地方自治体やあらかじめ提携していた民間企業に連絡し、
食事の手配、個室テントの設置などスタッフを派遣。
マッサージ師も避難所に派遣されました。
さらに避難所には貸し出し携帯電話も用意されていました。
【→日本では】
かたや日本は阪神大震災以降、東日本大震災以降も
問題になっていたのに避難所には個室テントもいまだなく
食事も温かい食事はなく、おにぎり、カップラーメン、パン。
官民連携の災害支援システムも今だなく、
災害の都度、ボランティアに頼る有様。
さらに今回の能登半島地震では
発災当初、岸田や政府は自衛隊出動命令など初動が遅く、
受け入れ態勢ができていないから
「NGOやボランティアは被災地に行くな」と言っていました。
【まとめ】
台湾は過去、大地震が起きると改善を繰り返しましたが、
日本は改善することはありませんでした。
災害のたびにこうしたことが繰り返され、
国民からの批判を政府は浴びているのですから、
いい加減、プロフェッショナルな災害庁を作って、
各省庁、地方自治体、民間企業と横断で
災害発生時に迅速に対応できる
システムを構築すればいいのにといつも思います。
岸田政府や官僚はもう何も考えなくてもいいので
台湾の素晴らしい災害支援システムを
地方自治体、民間企業と連携して早急に全て真似をしてください。