安倍派の裏金事件について真相を知る人物と言われていた

下村博文議員ですが、政治倫理審査会への出廷を取りやめるそうです。

 

下村議員は数日前まで出廷すると語っていました。

 

「誰が裏金化を指示したのか」

真実が明らかになる可能性が高かっただけに

期待を裏切られた感が大きいです。

 

おそらく安倍派の最長老・森元首相が止めたのでしょう。

 

これは隠蔽です。証拠隠滅と同じです。

 

私は以前、下村議員に会って話を聞いたことがあります。

 

世襲議員でなく、苦学で早稲田大学教育学部に入学。

在学中に友人らと学習塾を経営。

その後、政治家の道に進んだ下村議員。

 

幼い時、父を亡くし母がパートで育ててくれた。

その時、交通遺児育英会の交通遺児奨学生になり

大学まで行けた。そういう子供を助けたいというのが

政治家を志す動機になったとを語っていたと思います。

 

しかし政治家になると野心を持つためでしょうか。

権力闘争に終始し、結局、森元首相に阻まれた一方、

当初の志、国民のための政治はどうしたの?

そのような感が拭えません。

 

 

衆院の政倫審で西村・裏金議員出廷の際、

質問者の日本維新の会の青柳議員から

下記の追求がありました。

 

青柳

「下村さん(元安倍派事務総長)の供述によると

 西村さんから裏金キックバック分を

 各議員が主催する政治団体の政治資金パーティーの

 収入に含めれば良いという具体的な記載方法に

 関する話があったとされております」

 

下村議員は安倍元総理暗殺後、

2回開かれた安倍派の幹部会合に

2回とも出席していた唯一の人物です。

そして「誰が裏金化を指示したのは西村議員」と

語っていた人物です。

 

露骨な自民党の隠蔽工作。

 

 

法政大学大学院・白鳥教授(現代政治分析)によると

 

「下村氏は、これまで衆院の政倫審に出席してきた

 他の4人(西村、塩谷、松野、高木)の安倍派の幹部とは

 少し異なる立ち位置である。

 これまでの他の4人は、森元総理とは良好な関係を維持しているが、

 下村氏と森氏とは一定の距離がある。地方紙におけるインタビューに

 おける森氏の発言はそれを象徴していた。 

 そこで、これまでもかなり詳細に発言してきた

 下村氏の視点からの発言を期待する向きがあった。

 しかしながら、党の方での調整が

 つかなかったということだろう。 これは自民党が真相解明に

 後ろ向きであるという印象を、国民に植え付けることとなる。

 更なる支持率の低下を招くだろう」

 

 

これで国民の怒りがさらに増酢でしょう。

岸田は退陣か解散総選挙をやらざるを得なくなります。 

 

次の選挙では自民・公明には投票しない国民はさらに増えるでしょう。

自民党の終わりの始まりです。

 

茂木幹事長にも

10年間で3億2000万円の裏金化があったことが発覚しました。

 

安倍派の裏金議員たちの衆院・政倫審出席を

幹事長でありながら調整しなかったと言われる茂木。

 

裏金発覚は協力しなかったことに対する

岸田からの攻撃でしょう。

 

国民おいてけぼり

真相解明を隠蔽し

みっともない身内争いをしている岸田自民党。

 

1度、自民党は下野しないと

党の清浄化できないでしょう。