能登半島地震で被災された方々に

謹んでお悔やみ申し上げますとともに

心よりお見舞い申し上げます。

被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

1月1日、能登半島地震が発災しました。

そのような大変な状況の中、

ネットのリアルタイム検索で今、上がっていますが、

自民党岸田派の政府の幹部衆議院議員で

内閣府大臣政務官の神田潤一氏は発災の翌日の1月2日も

「今日は完全オフ」とSNSに投稿し、箱根駅伝をラジオで聴きながら

10.8kmのランニングをしていたとつづっています。

 

顔写真:神田潤一

神田潤一・内閣府大臣政務官

 

神田潤一・内閣府大臣政務官のSNS

 

さらに1月5日には自身の選挙区方面へ行ったことを投稿しています。

 

 

 

内閣府とは内閣及び内閣総理大臣の主導による国政運営を実現するため、

内閣総理大臣の補佐・支援体制の強化を目指して設置された

内閣総理大臣を長とする内閣の機関で、

国政上の重要な政策について企画立案・総合調整等を行う部署とあります。

 

その中枢にいる内閣府大臣政務官が

能登半島地震が起こった翌日も休みを満喫しているという状況は

明らかにおかしいです。百歩譲ってもこうした大変な状況の中、

常識的にこのような投稿をしてはいけません。控えるべきです。

 

しかし、次の来るべき衆院選のために

激甚災害が発生した中、地元選挙区の挨拶回りを

しっかりこなしている様子も投稿しています。

 

 

そして災害のニュースを気にしているかと思いましたら

地元の新年会のニュースを新聞でチェックしたことを

投稿しています。

 

 

神田政務官の担当は経済や金融で、防災の担当ではないそうで

大臣や副大臣、秘書から連絡がなかったからなどと

1月5日に次のような言い訳じみた投稿もしています。

 

 

神田内閣府大臣政務官は

いざという時のために官邸には駆けつけず

お正月休みとして8.4kmランニングを満喫したそうです。

なぜ内閣府大臣政務官であれば率先して官邸に駆けつけ、

震災対策を手伝わないのでしょうか。

いざという時は今なのです。

 

このような内閣府の幹部に

私は今後の日本の運営を託したくないです。

 

さらに緊急事態の時にこのような投稿をいちいちあげているのは

常識的にいかがなものでしょうか。

なおも投稿をあげ続ける神田政務官の神経を疑います。

 

今回の地震で岸田内閣が自衛隊に要請した

発災当初の救援人数1000人は

少なすぎたのでは、救助に影響があったのではと

野党からも疑問の声が上がっています。

また被災地支援のための予算があまりにも

少なすぎるとの声も上がっています。

私も今回の自衛隊派遣の規模は少なく

救援活動も発災から40時間以上もなかった

という話も上がってますから岸田首相は

判断を間違っていたと考えます。

 

自衛隊の方々は発災後、

8500人が準備し、出動待機していたそうです。

迅速な被害状況収集の面でも幹線道路を復旧しながらの

現場急行も考えると岸田首相の判断を疑います。

情報収集も遅くなってしまったと言わざるを得ません。

立憲民主党の泉代表によると岸田首相は

東日本大震災の時の自衛隊出動データ実績など

過去のデータを何も把握していなかったそうです。

 

あまりにも危機意識が足りない岸田内閣。

それは内閣府大臣政務官が官邸に駆けつけていない、

さらに呑気に自分は正月オフで過ごしているという

危機意識が欠如したSNS投稿をしていることにも表れています。

 

自民党は今、裏金問題にも揺れています。

岸田首相は裏金対策として「政治刷新本部」という部署を

発足させると表明しましたが、その部署の最高顧問に

麻生副総裁と菅前首相に据えるとしていますが、

そもそも派閥による裏金作りが問題になっているのに

麻生派でも寄付金の不記載があったのに

麻生副総裁を最高顧問にするというのはあり得ません。

本当に改革する気があるのでしょうか。

 

通常の感覚であれば自民党以外、政党以外の

民間から選ばれた第三者・政治刷新機関を作り、裏金などの問題に

対処するとしなければ解決には至りません。

 

そしてもう1点、岸田首相の年頭記者会見で

被災地にある志賀原子力発電所などを含めた

原発についての質問が名だたるマスコミからもなく、

岸田首相からの発言にもなかったことが疑問です。

北陸電力は5日、志賀原発の2号機で

外部電源を受けるために必要な変圧器から漏れた油の量について、

当初の発表の5倍超にあたる約1万9800リットルと訂正しています。

 

 

変圧器から漏れている油の件は年頭会見の前の2日に

北陸電力は発表しており、通常の感覚から言うと

原発の異変の情報ですから必ず質問すべき案件ですが、

質問者に当てられた大手マスコミの記者からの質問はゼロで

しかも質問者の人数は限られていました。

 

私も会見を見ましたが、原発に対する質問が出なかったから

ある記者が声をあげて原発についての質問を発しても

会見は打ち切られ、岸田首相は完全に無視したまま少しニヤケながら

会見場を後にしました。大手マスコミもマスコミですが、

これは非常に重要な問題です。志賀原発では津波のためか

水位が一時、3m上昇したという情報もあります。

北陸電力からの一方向の情報だけでなく、もっと質問して調べるべき案件です。

 

また年末26日に新潟の柏崎刈羽原子力発電所の運転禁止が解除されたのも

あまりにタイミングが悪い。ここ数年、能登半島周辺では

震度5、震度6の地震が頻発していました。そのような中、

なぜ運転禁止を解除する判断を環境省、ひいては政府は許したのか。

岸田内閣含め政府、環境省はここ数年の能登半島周辺の地震について

周辺県への津波を含めた調査をしっかりされていたのでしょうか。

 

このように危機管理意識もなく倫理にも劣る

今の岸田内閣、自民党体制は

とても問題があります。

 

 

能登半島地震で被災された自治体へ「ふるさと納税」による

災害支援体制が現在、整っています。私も微力ながら支援させていただきました。

私たちはできることから被災地支援をするのが、

被災地の救援、復興のため大切です。