◆曹操の70代目子孫と称する男性のDNA鑑定の結果は「肯定的」ですか | 曹魏【三国志】正史・史実研究

◆曹操の70代目子孫と称する男性のDNA鑑定の結果は「肯定的」ですか

なるほど。


以下掲載内容↓


遼寧省丹東東港市に住む曹祖義さんが、三国時代に活躍した曹操の子孫である可能性が高いことが分かったという。遺伝子を調べた結果、曹操の男系子孫と考えられるタイプと一致した。中国新聞社が報じた。

曹祖義さんは今年(2011年)、58歳になる。子どものころから父親がいつも、「わが一族は、曹髦から出たと伝えられている」と言っていたという。曹髦は曹操のひ孫で、曹祖義さんは曹操の70代目の子孫になるという。

上海にある復旦大学現代人類学教育部は曹操の遺伝子研究を進めていた。各地の「曹家」に伝わる家系図285種を調べた結果、古い時期に「曹氏」がまとまって移住した地域も確定することができた。家系図の多くで、宋代(960-1279年)までの「曹氏」一族をたどることができたという。

遺伝子研究では男性に特有のY染色体に注目した。「曹姓」の男性1000人以上の血液を調べた結果、曹操のY染色体のタイプをO2*と断定。曹祖義さんも上海に招待され血液サンプルを提供したところ、O2*タイプのY染色体の持ち主だった。

Y染色体のタイプをさらに詳しく分類したところ、曹操の直系の子孫から血縁関係が遠くなるにつれ、タイプが微妙に違ってくる様子も分かった。Y染色体のタイプがO2-M268である曹祖義さんは、曹操の直系の子孫か、直系に最も近い子孫と考えられることが分かったという。

これまで、曹操の父親である曹嵩は夏侯氏の出身であり、地位の高い宦官(かんがん)の曹騰の養子になったとされていた。つまり、「曹操は、本来の曹氏とは血縁関係がない」との見方だ。

同研究を進めるにあたり、夏侯姓の男性からも血液を採取してY染色体を調べたが、曹氏と夏侯氏の血縁関係は認められなかった。今後の研究次第では、「曹操は夏侯氏の血をひく」とのこれまでの歴史の常識が覆される可能性もある。(編集担当:如月隼人)


【ニュースリンク】 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111104-00000081-scn-cn



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