この冒頭、記事を全部書き終えてから書いてます。

今日のこのブログ記事は、福島原発の事故について、あくまで僕が個人的に調べて個人的な考え方なので正確じゃないと思いますし、特に有益な情報もありませんので、詳しくない人は読まない方がいいかもしれません。


ただ、詳しくない人でも「放射性物質」「放射能」「放射線」の違いについては認識して頂けたら幸いです。


もし何かのきっかけでココに辿り着いた方で、原発に詳しい人がいたら、最後まで読んで、正しい部分と違う部分を指摘して頂けると大変有難いです。

僕なりに感じた事を率直に冷静に書いたつもりですが、もし不快に感じたり、不安を煽ると感じた方がいらっしゃったら申し訳ありません。

僕自身、全く理解できてないままですので、そんなに刺激的な内容ではないつもりですが、先に謝っておきます。


では本文です。


原発って聞いても、ブルーハーツの「チェルノブイリには行きたくねえ」って歌声を思い出して「ものっすご危険で怖いけど、エネルギー確保の為には必要なもの」って感覚ぐらいで、基本とにかく無知です。


なので
何となく緊迫感が伝わってくる事
何となく疑問を感じる報道の様子
何となく入ってくる過去の事故との比較などの情報
何となく注水方法から感じる「最終段階」的ムード
を見聞きして

「こりゃ、かなり深刻な事態を迎えてるんやないやろか」って漠然と思ってるだけです。


僕は、原発の仕組みや構造にはド素人もいいとこです。

でも、昨日たまたま原発の事に詳しい人に二人会って、それぞれ立ち話みたいなもんではありましたが、その二人共が同じ事を言ってました。


「チェルノブイリ事故と同等にはならない」

これは、なんとなく報道でも耳にしてましたが、改めて身近な詳しい方の口から聞けただけで、ほんの少しだけですが安心しました。

原発の構造自体も、事故の起き方も根本的に違うって事でした。


「だからと言って今の状況は決して楽観できない。相当深刻。」
「とにかく今は全力で冷やすしかない」
「チェルノブイリ事故と同じ状態にはなる可能性がある」

って、最後がメッチャクチャ気になります。


すっごい気になったんで、その場でも色々聞いて、な~んとなく理解した・・・つもりでしたが、やっぱり良く分かってませんでした。

他にも、冷却装置云々とか、中性子がどうしたとか、セシウムだウランだプルトニウムだと元素の話とか、臨界とかメルトダウンとか、これは安全でこれは危険とか、性質の話とか色々聞きましたが、やっぱり僕の頭で理解するには限界がありました。

つくづく若い時に勉強しなかった事を反省してます。


さて、そこでまず個人的に気になっていた事なんですが、放射性物質・放射能・放射線といった幾つもの似たような言葉です。


言葉が違うって事はやっぱり意味も違うんだろうけど、テレビでは説明もしてくれないし、どう使い分けてるのかもイマイチ分からないし何となく同じような意味で捉えていましたが、やっぱり気になるんで、そこから少し調べてみました。


その結果の僕なりの解釈です。
()書きは懐中電灯に例えてます。


放射性物質=放射線を出す能力を持った物

(光を発する能力を持った物、懐中電灯)

放射能=放射線を出す能力

(光を発する能力)

放射線=放出されるエネルギーそのもの

(光そのもの)


要するに、放射性物質に放射能があり、放射線を放出してると・・・

うーーーん・・・分かったような、分からんような


ケンキチ(放射性物質)に

放尿する能力(放射能)があり

シッコ(放射線)を出してると・・・

多分こういう事!


だから、放射線濃度とか、放射能レベルとか色々と言葉の違いが出てくる訳ですね。

更に言うと
「放射線漏れ」は、
シッコ(放射線)が部屋の外に漏れる
「放射能漏れ」は、ケンキチ(放射性物質)が外に飛び出す

(正確に言うと恐らく「放射能漏れ」ってのはありえない訳で「放射性物質漏れ(拡散?)」)

かな??

これって、相当な違いですよね。それが報道では混同して使われてる気がしますし、その説明もない事で余計分かりにくくなってる気がします。


次に危険度の話です。

「放射線」は、浴びた際の「強さ」と「時間」で危険度が変わります。
当然、強ければ強いほど、時間が長ければ長い程危険です。
そして、「強さ」は、「放射性物質」との距離が少し遠くなるだけで随分下がります。

「放射性物質」から「離れ」れば離れるほど、「時間が短かければ」短い程安全です。


ほいでもって、「放射性物質」は何万年とか半永久的に消滅する事がないんですが、「放射線」は大気に触れて、程なくして消滅するという事です。

「被爆」という表現は、体内に放射性物質が入ってしまった場合で、その時はずっと体内から放射線を放出し続ける訳ですから相当な危険を伴う事になります。

つまり、僕なりに解釈すると、放射性物質自体が漏れる(拡散?)事なく、放射線が漏れるだけであれば、離れていれば問題ない・・・と思うんです。


さて、そこで今回の事故なんですが、現状は恐らく「放射性物質を含んだ水が漏れた」という事のようです。

それに加えて、いわゆる「止める・冷やす・閉じ込める」「冷やす」冷却装置が全く機能していなくて深刻な事態になっている訳です。


今、国民が脅えている最悪の事態というのは

「冷やす」事が出来ない状態が続けば、いずれ爆発が起き格納容器が吹き飛び、放射性物質が大量に拡散してしまう可能性が高い。事なんですね、多分。


それで、もっぱら言われている、スリーマイル以上チェルノブイリ以下って事なんですが、これ調べようとしてもサッパリ良く分かりません。

とにかくチェルノブイリ事故は、福島原発とは燃料も仕組みも違うし、「止める・冷やす・閉じ込める」の「止める」すら出来ずに、核爆発が起き、大量の放射性物質が広大に拡散されたという事のようですね。


うーーーん、ここまで書いてきて一体だから何なのかって事ですが、とにかく放射線と放射性物質っていうのは分けて考える必要があるし、そうしないと誤解が誤解を生んで混乱を招く可能性がデカイという事ですね。


ふと思うのは、良くテレビで数値を出して、レントゲンやCTなどと比較して安全だと言ってますが、確かに今発表されてるような数値なら浴びたとしても問題ないような気がするんですが、僕なりに素人なりに考えてしまうのは、測定された数値が続くって事は、放射性物質が近くに飛んできてる事が考えられる訳で、それって半永久的に消えないなら、ずっとその数値の放射線浴びてたらヤバイんちゃうの??って事です。


だから、避難指示が出たんでしょうが、それってもしかしたらもう戻れないんだろうか・・・


何だか、考えれば考えるほど難しくて、頭から湯気が出てきそうになりますが、とにかく「発熱→爆発→放射性物質の拡散」を防ぐには「冷やす」しかないから、今は関係者が決死の覚悟で注水作業を行ってくれてるという事です。恐らく現場は壮絶な闘いになっているんでしょう。

今は、最前線で闘ってくれている方々の健康と、作業が順調に進み効果を発揮されるよう祈るばかりです。


個人的には、デッカイ水風船落としたり、人口雪をピンポイントで大量に降らしたり出来ないんだろうか?って考えたりしましたが、専門家は既にそんな事ぐらい考えついてるんでしょうね。


冷えろ!!原発!!