国産初、無農薬のペレットを目指し、「鳥愛」を作ってきま
した。
「鳥愛」を作るにあたり、海外のペレットの成分を研究して
いますが、まったくわかりません。
企業秘密であることは承知していますが、犬や猫のような基
準になるガイドラインもありません。

いったいペレットの成分はどのようなデータに基づいて作っ
ているのでしょうか?

もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけな
いでしょうか。

*****

今日もありがとうございます。鳥爺です。

約10年前の資料が見つかりました。

それはペレットの先駆け的な存在であるペレット「ラウディ
ブッシュ」を開発したトム・ラウディブッシュ博士の文献で
す。
タイトルは「鳥類栄養学」。

この資料を読んでいるうちに以下の記載を見つけました。

===

あらゆる鳥類の栄養素の必要量に関する有用かつ貴重な情報
源は、家禽類の栄養素の必要量に関する研究から得られる。

その必要量は、莫大な数の研究機関において数十年を費やし
て決定され、さらに商業的、あるいは家庭的規模の群の何百
万という鳥において実地に確かめられてきたのである。

とは言え、家禽類に適切な情報をそれ以外の種に適用するこ
とに当たっては注意深くあらねばならず、かつ指導を受けな
がらアプローチすることが必要である。

例えば、家禽類の必要とする栄養素は、あらゆる鳥類の必要
とする栄養素と同じものであるように思える。
無論ごく僅かな例外はあり、例えばビタミンCは、家禽類の
正常な成長と繁殖には必要ないとされているが、他のいくつ
かの種には必要である。

ともあれ、栄養素の質においては、家禽類は他の鳥類にとっ
て良いモデルなのである。

しかし必要な栄養素の量については、鳥類にとって家禽類の
必要とする量とはかなり異なる。
コリン(*)は、家禽類の成長にとってかなり多くの量を必
要とされているが、オカメインコ類の生育にとっては、わず
かな量しか必要ない。

(*)
コリンとは、アミノ酸から合成される水溶性ビタミン様物質
です。

===

この資料でわかったことは、鳥類のペレットは家禽類がモデ
ルになっていることでした。
また、鳥類がインコ、オウムであるとは記載されていません
が、たぶんインコ、オウムだと思います。

私たちが血眼になってインコ、オウムのデータを探して見つ
からないのはこういうことだったのでしょうか?
もしかしたら他社のペレットメーカーは正確なデータを持っ
ているのでしょうか?

ますますわからなくなってしまいました、、、。