大好きなんだけど、何回やっても上手くならない・・・
練習しなければ上達しないのはわかっているけど
そんなに時間も暇もないし、PS3は電気代が不安・・・
でももっと上手くなりたい・・・
◆PSP:「ワールドサッカー ウイニングイレブン2009」
というわけで、気軽に練習するために購入したPSP版「ウイニングイレブン2009」。
購入するまでは「プレイ感覚が近ければいいかな」くらいに思っていたのですが、
ほとんど別物といえるゲームに仕上がっていてびっくり&がっかり・・・
さっそく数時間ほどさわってみた感想をまとめてみました。
▼プレイ感はそのままに、PS3版からさらに磨かれたシステム
先ほどPSP版は「別物」と書きましたが、プレイ感覚自体はまんま「ウイイレ2009」。
オフザボールの動き・ロングパス&フライスルーパス&ルーズボールへの寄せなど
PS3版「2009」で大幅に強化された攻め側AIの特徴は驚くくらいそのままです。
ゲームスピードはPS3版に慣れていると
「かなりゆっくりだな」と思うくらいスローテンポ。
逆を言えば初心者でも落ち着いてプレイできるくらいのスピードで、
PSP版からウイイレをはじめたいと思っている方にはもってこいだと思います。
操作方法はボタンが減っている分簡素化されていますが、
PS3版でできることはすべてできるようにデザインされています。
ただ「スーパーキャンセル」が△・○ボタン同時押しになっていたり、
攻守レベルの切り替えがセレクト+L・Rボタンになっているなど
ゲームの肝ともいえる操作がかなりやりづらいのは残念ですが・・・
またセットプレイも一部変更が見られます。
「コーナーキック」は攻撃側・守備側ともにセットプレイモードに切り替わるようになり、
「クイックリスタート」は画面がセットプレイモードに切り替わらないのは同じですが
PSP版では一度プレイがリセットされ、双方ポジショニングした状態から
キッカーが一番近い味方にパスするよう変更されました。
特にクイックリスタートはPS3版では簡単に防がれてあまり意味がなくなっていたので、
個人的に嬉しい変更点でしたね。
▼圧倒的有利は変わらないが、球際に弱くなるなど正確性が下がったオフェンス
ウイイレと言えばもはや代名詞ともいえる「ドリブル」の強さ。
PSP版ではメッシーやC.ロナウドが猛威を揮っている「2009」よりさらに強化されているようで、
相手がドリブラーの場合×・□ボタンプレスでの競り合いからボールを奪うことはほとんど不可能。
PSP版は全体的なゲームスピードがPS3版に比べかなりスローになっていることもあり、
スピードのある選手に正面を向かせたらDFがドリブラーとほんのちょっと軸がずれているだけで
何もできないまま一瞬のうちに抜き去られるのはしょっちゅうです。
圧倒的に攻めが強いゲームバランスはそのままですが、
PS3版「2009」より弱体化したのが「球際の弱さ」。
ショートパスやスルーパスなどのグラウンダー系のパスが
足もとにぎりぎり届くか&走り込んだ先よりちょっと後ろ目になった場合、
受け手が誰であれかなりの確率でトラップに失敗しつまずくようになったと感じました。
PS3版「2009」では間違いないく通っていたパスでもミスとなり、
ほんのちょっと合わなかっただけで受け側がメッシーでもエトーでも簡単につまづきます。
またトラップ自体PS3版に比べかなり大きくなっており、特にフライパスを受けた時は
大きくトラップ方向にはじくため、ロングパスがさらに使いづらくなっているようです。
またシュートを浮かす確率がPS3版よりかなり高くなっていたり、
センタリングやコーナーキックに走り込んでくる動きも大幅に減っていますが
そのかわりペナルティエリア手前からのシュートはかなり入りやすくなっています。
浮かさずまともに蹴ってくれれば、ですが・・・
(PSP版はコントロールシュートを撃つのが難しいんですよ・・・)
▼□ボタンプレスの性能アップで安定性が増したディフェンス
「自分が守備の際、味方にプレスに向かわせようと□ボタンを押したら
CBが持ち場をほったらかしてサイドの敵に突っ込んでいった・・・」
ウイイレをプレイしたことのある人なら誰でも一度は経験した「意味不明な□ボタンプレス」。
PS3版でも「押すまで誰がプレスに向かうかわからない」ことで使いづらかった操作ですが、
PSP版「2009」ではかなり改善が見られます。
一番感じるのは相手にカウンターを仕掛けられた時。
たとえばカウンターで攻撃側3人vs守備側2人(CB)となった場合
今までは□ボタンを押したらほぼ間違いなく操作していないCBがプレスしに行きましたが、
今作では□ボタンを押してもCBはプレスに行かずスペースやパスコースを消す動きを続け、
ボタンを押している間ほかの味方がダッシュで戻ってくるようになりました。
カウンター以外でもCBがプレスに行くことはほとんどなくなり(状況に応じてですが)、
DMFなどかなり「向かってほしい選手」がプレスに行くようになったとはっきり感じました。
プレスに行く動きもボールや敵味方の位置にあわせてくれるので、かなり使いやすくなっていますね。
フライパスに弱かったり一瞬でも逆を取られると何の役にも立たないところは変わりませんが、
少なくとも理不尽に裏を取られる可能性が減ったのは個人的に喜ばしいところです。
また、PS3版では目の前のルーズボールや相手のパス&ゴーの動きに対応しないなど
弱いチームであればあるほど「わざとらしい」対応の悪さで差をつけていたディフェンス能力ですが、
PSP版では弱いチームであってもルーズボールにしっかり対応してくれますし、
パス&ゴーにも近くにいた選手がスルーパスに対応する動きを見せるので、イライラは半減。
強いチームと弱いチームではボールへの対応速度やコース取りの巧さなどが違い、
「わざと弱くする」のではなく「より強くする」ことで強弱をつけているように感じました。
▼アクションゲームみたいで面白い「ワールドツアー」モード
PS3版にはない、PSP版オリジナル要素のひとつ「ワールドツアー」。
好きなチームを選び「2点差で勝て」「2人以上で得点して勝て」などのミッションを
世界中のチームを相手にこなしていくモードですが、これがアクションゲームみたいで面白い。
ミッションも「30m以上ドリブルして得点しろ」などテクニックがいるものも多く、
トレーニングモード代わりに使えそうなのもうれしかったですね。
しかし、ミッションには「2人以上違う選手でゴールして勝て」など
選んだチームによってはかなり難しそうなものもあるうえ
試合前には再戦でも必ずロードする(大体20~30秒くらい)ため、
試合以外のところでイライラさせられることも多いです。
せめて再戦のときは短くなるようにしてほしかった・・・
▼長いが、ギリギリ許容範囲なロード時間
毎回論議の対象となるウイイレシリーズのロード時間ですが
先ほども述べたとおり、PSP版「2009」でも試合開始前は確かに長いです。
マッチモードだと試合前デモまで20秒前後+試合まで30秒前後=平均50秒くらいかかります。
ただ、試合中は選手を交代させない限りほとんど読み込まないので
試合がはじまってしまえばロード時間でイライラさせられることはあまりありません。
「ワールドツアー」など短時間で繰り返し試合をする時はつらいですけど・・・
▼予想を大幅に超えるカクカク・ショボショボなグラフィック&サウンド
携帯機版ということで多少のことは覚悟していましたが、
それでも驚かされるくらいグラフィック&サウンドは劣化していますね・・・
モーションが削られたせいか、選手はいつもカクカクした動きであやつり人形みたいですし
雑音かと思うくらい臨場感のない歓声や、どんな強烈なキックでも「ペチっ」としか音が出ず
空気を入れ忘れたのかと聞きたくなるボールを蹴ったときの音などサウンドも大幅劣化しています。
特にボールを蹴った時の音は本当に残念でしたね・・・
小生はあの「バン!バン!」っていうウイイレ独特の音が大好きだったのに・・・
▼やっぱりウイイレ品質だった「インフラストラクチャー」モード
PS3版でひどい目にあってからあまり信用できなくなったオンラインモードですが、
残念ながらPSP版でも選手がワープしたり、回線環境で選手の動きが変わるなどの現象は変わらず。
PS3版に比べればましな方だとは思いますが、それでも快適とはとても言えません・・・
また、IDはPS3版のものがつかえず新規に作成する必要があるため
PS3版とオンライン成績を共有することはできなくなっています。
ちなみに1/30 12:00頃オンラインに接続されていた方は77人。
PS3版と比べるとかなり少なくて驚きました・・・
[総括]
プレイ感覚やAIの動きなどは確かにPS3版「2009」のままですが、
バランス調整やシステム周りの変更などが大きく、PSP版はもはや「別物」といった印象です。
小生にはPS3版よりも「8」などの頃のPS2版に近いシステムを持つ作品に見えました。
両方購入したファンとして納得いかないのが、PSP版独自のバランス調整。
特にディフェンス周りは今からでもPS3版アップデータを提供してほしいくらい違います。
PS3版も最初からこの状態で出せと、声を大にして言いたいですね。
プレイ感覚に加え操作方法などもほとんど同じなので、
当初の目的だった「練習のためにつかう」ことはできそうです。
ただ変更点が多いので、PSP版に慣れるとPS3版に戻れなくなりそうで怖いですけど・・・